庫本 方明 (3地区) 掲載日:2024/2/13

 今年はナルク設立30 周年になります。設立当初からの会員ですが当時ナルク活動には全く関心が無く、現役を退いた後の毎日の生活パターンは、日曜日を除いて週3日の仕事のほかゴルフ・麻雀・カラオケ・飲み会等多忙な日々を送っていました。

 そんな時、妻から「日曜日が空いているのであれば、ナルクが子育て支援活動している「志希自然小学校」(注1)へ参加してはとの勧めがあり、月2回程度であればと、2000年2月から既に活動をしていた3~5名の会員と一緒に、初めてナルクのボランティア活動に参加することになりました。

 支援当初は、生徒と親御さんを含め30余名の参加があり、畑仕事の他昼食時に収穫した無農薬野菜の味噌汁、育てたケナフでの和紙作りや蕎麦の実を粉にしてそば打ち、よもぎ餅つき、藍や月見草による染色、正月のしめ縄作り、炭焼き体験など多彩な授業のほか、遠足、七夕祭り、クリスマス会など賑やかな活動があり、子ども達や親御さん達との交流を楽しみながら生き甲斐を感じるボランティア活動でした。

 その活動も10数年経過し、社会の意識が変化してきたのでしょうか、畑作業より塾や部活等が優先されるようになり参加者も減り2011年度には在籍1名の生徒の卒業を機に支援活動を終了することになりました。

 その他の活動としては、当時は年齢も若く力仕事も特に苦にならず、天野川の清掃作業や各種の記念行事へ積極的に参加し楽しくナルク活動をしてきました。

 またスタッフ活動としては、現役での経験を活かし、拠点経理業務を担当しながらナルク会計の標準マニュアル作りやPC によるナルク会計システムの構築に携わり、完成後は全拠点への普及活動など本部の協力を得ながら実施してきました。

 「天の川クラブ」代表就任を機に、経理業務を退き、代表退任後は顧問、監査を担当して現在に至っております。また3 地区では世話人代表として20 年間お世話させていただきました。

 体力気力の衰えが目立つ今日この頃ですが、今後は会員の皆様のご支援をいただきながら心身共に健康を維持してナルク活動に少しでも貢献できるよう、努力してまいります。

 (注1)光善寺の有志の方が、ご本人の2,000 ㎡の畑を提供され、幼児から熟年までの親や近所の住民も含めた人々が一つの家族のように集まって種まきから収穫までの農作業を行い、子ども達が自然を切り開く知恵や体力を作り、自分の分担と責任を果たせる人、自然の恵みに感謝する素直な心を持つ人に育ってくれることを願って活動するグループで、別名「志希自然の里」