コロナ禍の家事支援を考える 家事介助支援主担当:近藤 秀子 掲載日:2021/9/13
コロナ緊急事態宣言のたびに家事支援は活動休止を余儀なくされました。
外出を制限され情報が途絶えがちな会員が最も必要とする時に支援活動できないジレンマに誰しもが陥りました。コロナという未知なものに対する恐怖心でやむを得ないと言い聞かせるものの「ボランティアってなに」が頭から離れませんでした。
どんな方法なら可能か模索の日々。そして屋内に入らない買い物支援、周りと接触の少ない高齢者宅へ日頃から交流のある会員が掃除支援に入る、話し相手や安否確認は電話利用などと、わずかながら活動に結びつけました。
ナルクの家事介助支援は会員同士が助け合い支え合いながら、住み慣れた地域で安心して生活できることを願うもので、在宅生活に欠かせない支援です。
ほんの少し手助けをすることで、会員の在宅生活が可能になることを気持ちの励みにして、手探りの状態で活動を続けている現場ですが、利用者提供者双方が年を重ねてきており、提供内容にも変化が見受けられます。
コロナ禍で活動が少なく、時間的にゆとりのある今が家事支援の現状を見直すいい機会ととらえ提供者交流会などで会員の生の声を集め、コロナ後に備えたいと考えています。