外部評価調査員として 後藤 眞志子 掲載日:2021/9/13

中央が筆者

「天の川クラブ」に縁あって入会して3年になります。

 最初に事務所当番を勧められるまま始めました。未だにわからない事ばかりですが皆様に教えて頂きながら電話番や来客対応など愉しく続けております。

 「天の川クラブ」の仕組み等を手っ取り早く知りたい方には事務所当番の体験を強くお勧めします。事務所にいると色々な有益な情報も自然に耳に入ります。

 その中でも貴重な出会いは「外部評価調査員」という耳慣れないお仕事です。ナルク本部には「ナルク福祉調査センター」があり「介護サービスの選択に寄与」と「ナルクのボランティア活動への財政的支援」を目的として平成17年に事業として開始されました。

 たくさんの方々が本部事務局で活動されていますが、その中で調査員は養成研修を受けて登録した60代から90代で、私を含めて27名です。2人1組で大阪府内の「地域密着型サービス認知症グループホーム」を訪問し聞き取り調査を行いレポートを提出します。

 昨年実績は240件以上、府内では最大の評価機関となっています。認知症のグループホームは認知症の高齢者が介護スタッフと共に家庭的な雰囲気(9名以下)の中で共同生活をおくる事業所です。医療体制も整い、看取りまで行う所も増えてきています。「サービスの質の向上」を図るため年1回の評価(自己・外部)と評価結果のインターネット(ワムネット)での公表が義務づけられています。

 枚方には35事業所ありますが、大阪府下一円、遠方での調査が殆どです。評価調査員には「市民目線の応援団」としてだけではなく「一定程度のアドバイザーの役割やコーチング等の多種多様な役割」が求められており私の力量不足は否めません。資料やネットでの丹念な事前調査は欠かせませんし介護関連の日々の勉強も必要となり悩む日々です。

 「経験と勉強」を着実に重ねるしかなく、人生後半戦にはいって思いがけない展開となり、夢見ていたのんびりした隠居生活も遠のきましたが事前調査や研修はネットで、レポートはメールでやりとり等、全て在宅で完結するため、「おうち大好き・ネット好き」な私にはぴったりという利点もあります。

 訪問先の管理者が利用者の為にと多くの課題をかかえながらも心を砕いて奮闘する姿には心底頭が下がります。先輩方も言われていますが、兎に角大変だけど、「やりがいや達成感が半端ない」など魅力も多いです。色々な出会いを大切に、肩肘はらずに頑張ってみようと思っています。