佐々田 雅春(7 地区) 掲載日:2023/5/8
私が小学生の時、土曜日の夕食の後に兄弟姉妹は童謡唱歌を母の弾くオルガンに合わせて合唱していました。
母は大正時代、女学校で学んでいた頃に流行した歌なども歌ってくれました。当時は第一次世界大戦の時代で、「ティペラリーの歌」(イギリス軍歌)も流行していました。その歌を英語で歌っていたので、子供ながら驚きました。
中学校の頃は、アメリカが進駐軍の家族向けにラジオ放送を流していました。夜は兄と一緒に世界のいろんな音楽を聴くことができました。とくに好きだったのは、土曜日午後8 時、カントリーソングのライブ番組(グランド・オール・オープリ)でした。
米軍が帰国し、放送も無くなって寂しくなりましたが、休日などカントリー好きの兄の友人宅で、レコード等みんなで楽しく聴いて感動したことは、今でも時々思い出します。
結婚しても、休日には1960 年代のカントリーをカセットテープやCD でよく聴いていたが、家族の者は誰も関心はないようでした。
次男は結婚をして、暫くしてから海外勤務で米国のジョージア州に赴任しました。片道20 キロの会社へ車通勤していましたが、いきなりカーラジオからカントリーが聞こえてきて「親父の好きな歌や!」と驚いたようです。
南部地方では、40 年前のカントリーも人気があって、よく歌われていた。カントリーの郷愁を誘うメロディーは心にしみます。
次男が帰国して会食した時カントリーの話題で盛り上がり、一緒に飲んだ酒は特別美味かったです。音楽の力は素晴らしいですね。
生きがい創造学園のパソコン講座のアシスタントをしていた時、事務所の方から誘われてナルクへ入会しました。
入会して半年が過ぎたころ、誕生会の案内をいただき参加しました。「ふれあいルーム」でお茶しながら、自己紹介の後、「オー・ジーンズ」の伴奏でいろんな歌を斉唱しました。
最後に「仰げば尊し」を斉唱しました。学校の卒業式を思い出して涙が出そうになりました。
7地区会では、月末の「サロン」で童謡唱歌・懐メロをみんなで一緒に歌っています。これからも好きな音楽を聴いて、好きな歌を歌って、楽しく穏やかに過ごしたいと思っています。
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