大久保 シゲ子(3 地区) 掲載日:2026/2/9

昨夏、デイサービスで作った紙の風鈴です

 十余年前は家族4 人揃っていましたが、主人と息子は腎臓病、私はパーキンソン病、娘は脳性マヒ、と家族全員が宿痾(しゅくあ)持ち。車が無いので外出もままならず、社会から孤立する危惧があり、市役所に電話しました。

 市役所から「ナルク」の資料を届けていただきナルクを知りましたが、「助け合い」の団体であり、「貴方は人のため役に立つ何かを提供できますか」の問いかけに困ってしまいました。提供するものが無いばかりか、沢山提供を受けたい私どもには、この素敵な団体には入れないだろう、と1年間は遠慮させて頂きましたが、ナルクのお世話になりたくて、不躾と思いながらも、厚かましくナルクへ電話をしました。

 私の危惧を払拭するような、お優しい電話の応答に救われ、ナルクの事務所へ行き、ご親切な皆様にお会いして、お陰様で入会させて頂きました。

 息子は、京大病院・京都府立医大病院で治療を受けていました。この京都への遠距離通院にもナルクの「送迎」のお世話になりました。

 東香里病院で息子の最後の日とも知らず、ナルクさんと一緒に面会しました。息子の「ナルクさんに大変お世話になっています。有り難うございます」それが最後の言葉でした。1年半後、主人も旅立ちました。

 パーキンソン病の薬の副作用もあり、何も出来ずボ~としていた私に葬式の手助けをしてくださり、大勢のナルクの方達が家からの旅立ちを見送って下さったご芳情に感謝の気持ちでいっぱいです。

 現在、娘は「わらしべ園」に入所し私はひとり暮らしになりました。その折、私は第2腰椎を骨折しました。一人で入退院の2回ともナルクの方が親身になって助けてくださいました。

 最近、私のパーキンソン病は誤診だったと判明し、20年間も飲み続けた薬を止め少し元気になりましたが、老化は進みナルクの皆様にお世話になっています。月2回「わらしべ園」の娘に面会、月1回の墓参り、通院などナルクさんに大変お世話になっています。

 庭木の剪定、草引き、神棚の清掃等々でも、大変お世話になっています。

 94歳の今、一人で暮らしていけるのもナルクの皆様のお優しい支えがあってこそで、毎日が感謝です。有り難うございます。