万博ボランティア奮闘記 投稿者:大阪 米谷 弘子

筆者

 幸運にも狭き門をくぐりぬけ、万博ボランティア採用にパスしました。喜びもつかの間で、それからは、オンラインによる研修やテストを繰り返し、会場内での「食器再利用回収」、「車椅子の貸し出し」、「医療援護」の活動をしました。

 一日三交代で、1時間のミーティングで始まり、30分の反省会で終わります。

 157国からの参加で、言葉も色々ですが、笑顔ほど言葉に優るものはありません。或る時、投げキスをしながら近づいてくる外国の紳士がいました。最初はドキドキしながら笑顔で迎えました。近づくと胸からタバコを取り出したので、喫煙所を探しているのだと判りました。

 尋ねられることで一番多いのは、トイレと給水場です。これも大屋根のリングの柱の番号と片言で通じます。笑顔で気持ちよく接し、後は身振り手振りと片言で乗り切りました。

 簡単に考えていた万博ボランティアですが、さすが国や自治体が関わり、世界中の人々が参加するとなると、ボランティア教育も徹底しています。私も健康管理には留意し、毎日1万歩のウオーキング、周3回のスポーツと筋トレ、毎日のラジオ体操で備えました。お陰で5時間立ち放しでも耐えられる体力の自信はつきました。

 人生の終盤で、新しい学びと、気付きの多い日々でしたが、特に「笑顔」が全てに通じることを知りました。

 また、万博ボランティアに参加する人達はナルクにも通じるものがあると思い、ナルクのQRコード付きの名刺を、ボランティア仲間に、折にふれて渡しました。少しでも反応があれば嬉しいです。

大阪・関西万博ボランティアに参加 投稿者:大阪・茨木・摂津 伊田 英雄

向って右二人目が筆者

 EXPO2025大阪・関西万博にボランティアとして参加しました。会場内ボランティアと大阪まちボランティア(梅田など主要駅での案内)があり、総勢3万人が毎日交代で活動しています。私は会場内ボランティアの東エリアを担当しました。
 4人でチームを組み、英語や中国語が堪能の人は胸に缶バッチを付けて外国人にも対応します。一緒にチームを組んだ中には、東京からご夫婦で参加されている方やアジアからの留学生もおられました。
 来場者からの質問で一番多いのは、近くのお手洗いの場所です。会場内のお手洗いの表示が少なく、分かりにくかったと思います。次は夏場の給水スポットです。あとは外国のパビリオンの場所などの質問が多かったです。
 また、大屋根リングからのパビリオンの夜景も綺麗でした。最後の噴水ショー(25分)やドローンを 1000機使ったショー(8分)はとても迫力があり、素晴らしく必見でした。まるで地下鉄に乗って行ける海外旅行の様でした。

団結力で広がる幸せ 投稿者:兵庫・東神戸 秋田 しげり

 私はエリア活動ボランティアとして万博会場内で道案内や写真撮影、困り事相談などのお手伝い をしました。
 日毎増える来場者数に伴いパビリオン入館待ちの物凄い行列!
 こんな状況の中で難しい質問がある時、一人ではとても力及ばないのですが、チームが団結しそれぞれの価値・性格・知識・経験が集まると大きな力になります。 問題が解決され来場者の方々がみるみる笑顔になった時は「活動して良かった!」と思える嬉しい瞬間です。
 胸一杯希望を抱いて来られる皆様と最高のお手伝いをしたい私達の思いが一致した時、それは会場のパワーと連動して幸せの輪が広がり心が動きました。この貴重な体験は必ず今後のボランティア活動に生かされるでしょう。