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ひ と 言
<掲載年月:2012/10>
在宅生活援助事業への取り組み
代表代理 近藤 秀子
代表代理 近藤 秀子
<代表代理 近藤 秀子>
 現在ナルク「天の川クラブ」が行っている在宅生活援助事業は枚方市からの受託事業のひとつです。
 2000年4月1日の介護保険制度施行に伴って、介護保険の訪問介護サービスの対象とならない簡易な家事援助(掃除・洗濯・買い物)を行うもので、枚方市からの要請を受けて受託しました。  さらに2009年6月1日からは、対象者に年2回に限り簡易な支援(換気扇・窓ガラス清掃など)、通称スポットをすることが追加されました。
 この事業の受託に対し、ナルクは会員同士の助け合いが基本であり、支援の対象が一般市民であることから賛否両論がありました。しかし、ナルク定款※の精神に基づき、 高齢者の皆さまには住み慣れた地域で心豊かに過ごしていただき、また、それを支援する私たちにとっては、大きな生きがいを得ること、それが意義のある社会貢献の場ともなるとの考えから受託を決めました。
 高齢化社会といわれる今、在宅生活援助事業は私たちボランティア団体が避けて通れない活動であると考えます。
 以来、活動は順調に推進してきましたが、昨年末に依頼件数の急増に加え、特定地域に依頼が集中したことでコーディネートに混乱が生じ、関係の方々に大変ご迷惑をお掛けしました。
 今後も起こると思われる問題の解決のために在宅検討委員会を立ち上げ、検討を重ねた結果、9月度の運営委員会に答申しました。 次の二点です。
 ① 提供会員を登録制にする。 (提供者の安定的確保とCO の負担軽減)
 ② 時間預託点から有償(事業)にする。(対象者が会員外の一般市民であるため)
 在宅生活援助事業の登録制・有償化の実施には、まだまだ整備すべきことが山積みしております。 今年度内に方向付けを行い2013年度からの実施に向け引続き検討を重ねてまいります。
 ※ナルク定款 第二章 「目的及び事業」法人は、自立・奉仕・助け合いをモットーに社会参加と市民相互扶助の精神に基づき、高齢社会に相応しい地域作りに関する事業を行い、社会全体の利益と福祉の増進に寄与することを目的とする。