ボランティア活動で会員相互の「絆」を深めましょう |
副代表 和田 亮吉 |
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<副代表 和田 亮吉> |
私たちの幼いころは、近所や仲間同士が支え合い、いたわり合うという助け合う文化がありました。 その文化は今日希薄になり、無縁社会になってきているといわれています。
しかし、昨年3月の東日本大震災の後、近隣のつながりや家族の温かみ、助け合う大切さが再認識されるようになりました。 孤独の寂しさに耐えられず温ぬくもりを求める人が家族を持ちたいと、結婚願望が広がってきているようです。
震災で壊滅したある過疎の漁村では、7人の犠牲者を出しながらも、支援物資が届くまで、村の人たちが津波で壊された跡地を回り、食料を探し、みんなで協力し合い炊き出しなどをして凌し
のぎ、またボランティアの人たちの力も借りて村民独自で仮設住宅を建て、一丸となって復興に全力を尽くしている姿の放映があり感動しました。
昨年の漢字一文字に「絆」が選ばれましたが、今はこれ以上に心強い言葉は他にはないと私は思います。
ナルク「天の川クラブ」も今年で17年目。 1月末の会員数は835名、12月の時間預託活動815点、奉仕活動791点です。
しかし提供活動や行事などに参加される会員の方は限られていて、コーディネーターの提供者探しなどたゆまぬ努力と限られた提供会員により運営されているのが現状で、その方々の負担が大きくなり、会員皆さんの協力が大変必要になってきています。
ボランティアは提供・利用に限らず、それぞれの活動を通して、ひとと人とのつながりが生まれてくると思います。 地区会・各種行事・文化スポーツ・天の川サロン・同好会などへの参加、また提供ボランティアを行うことにより、会員同士の助け合いや会話が生まれ、そして積極的に仲間づくりを行うことで「信頼」と強い「絆」が生まれることでしょう。
ナルク「天の川クラブ」を会員皆さまで太い絆をつくり、支え合って、健康で明るくそして楽しいボランティア活動ができるよう願っています。
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