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ひ と 言
<掲載年月:2010/12>
自主防災訓練に学ぶ
副代表 石西 正子
副代表 石西 正子
<副代表 石西 正子>
 10月に地元自治会主催の「自主防災訓練」に参加しました。  初めに避難訓練を実施したあと、次の二つのテーマについて、それぞれの専門家から映像を見ながらのお話を聞きました。 その要約を紹介しますと、
「住まいの地震対策」について
① 今後30年以内に大地震が発生する確率は、東海・東南海・南海地震で50%~70%と予測されている。  また枚方市を囲むように走っている「生駒断層帯」による発生も危惧されている。
② 15年前の阪神・淡路大地震では、瞬時に住宅が倒壊し、その下敷きになって亡くなった人が死亡者全体の約80%を占めた。 倒壊した木造住宅の多くは建築基準法(耐震基準の強化)が改正された昭和56年6月以前に建築されたものであった。
③ 住まいの地震対策を進めるには「家の耐震化と家具の固定」が重要。 自分の住まいについて、どの部分が地震に弱く、どの程度の地震に耐えられるかを把握すること。 枚方市では、専門家による「耐震診断」を促進するために、診断に要する費用を補助する制度があるので利用を勧める。
「火災報知器設置の義務化と効果」について
① 超高齢化が進展の中、住宅火災による死亡者が平成15年以降連続して1000人を超える。 このうち半数以上が「逃げ遅れ」によるもの。  そこで火災の早期発見を目的として消防法が改正され、平成18年6月から住宅用火災報知器の設置が新設の住宅に義務化された。 既存の住宅は今日まで設置が猶予されてきたが、平成23年6月1日からは義務化され、来年5月31日までにすべての住宅に設置が必要になる。
② 特に「寝室と階段の踊り場」には、煙感知の警報器を設置することにより、いち早く警報器が鳴って「逃げ遅れ」が防げる。まさに「備えあれば憂いなし」を実感し学ぶことができた訓練でした。
 ※住宅用火災報知器の取り付けなどについては、「天の川クラブ」事務所へお尋ねください。 ハウスヘルパーの担当者がお答えします。