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ひ と 言
<掲載年月:2010/9>
ナルク会員で良かったと思えるとき
代表代理 三津輝雄
代表代理 三津輝雄
<代表代理 三津輝雄>
 ナルク「天の川クラブ」が発足して16年になります。 活動内容が充実し、活動時間も増え順調に推移してきました。
 しかし、近年は会員の高齢化(平均年齢69歳)と新規利用者が増えていないのが問題です。 会員の皆さんが元気で過ごしておられる証しだと思いますが、中には不自由を我慢したり、利用依頼を遠慮したりされている会員もおられるのではと懸念しています。
 高齢化社会がいや応なく進むこれからの時代に私たちは、どのように対処していけばよいのでしょうか? 介護保険の度重なる法改正により、サービス内容の変更や削減がされ、私たちは不安な気持ちになります。
 また、新聞紙上でも、「20年後は一人暮らし世帯が37%と推計され、家族が担ってきた支え合いの機能は一層低下する」。 「地域住民の支え合いが弱くなっている(世論調査では78%が認識)」。 「ほんの少し甘えん坊に、ほんの少しお節介に、そこから始まる付き合いも良い」などと問題提起されています。
 このような時代こそ、理念である「自立・助け合い・奉仕・生きがい」を実践するナルクの存在が心強く思われます。 家族に大きな負担を掛けないで老後を過ごし、一人になっても安心して生活していくには、ナルクの相互扶助活動が必ず喜ばれることでしょう。
 また、忘れてならないのは、会員同士の活動だけでなく、地域社会との付き合い、「地域の絆」です。 いろいろな奉仕活動を通じてナルクは地域社会と協働していかねばなりません。
 私たちの年齢では、今日は元気でも明日のことはわかりません。 いざ、助けが必要になったときのためには、元気な間に活動して、会員同士が親しくなり、仲間をつくり、支え、支えられるつながりをつくっていこうではありませんか。
 そうすれば、会員のみんなが「ナルクの会員になっていて良かったと思えるとき」が必ずあると信じています。