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<副代表 野村 文夫> |
最近、「新しい公共」という言葉がよく話題になっています。
鳩山前首相は、「新しい公共」とは、人を支えるという役割を、「官」といわれる人たちだけが担うのではなく、教育や子育て、街づくり、防犯や防災、医療や福祉などに地域でかかわっておられる方々一人ひとりにも参加していただき、それを社会全体として応援しようという新しい価値観ですと話されました。
このことは私たちナルクが設立以来行ってきた各種の活動そのものですね。 ただし、市民のボランティア精神は、介護保険法の成立とその直後の阪神•
淡路大震災を契機として大きく向上しましたが、「それを社会全体として応援しよう 」という体制、すなわちボランティア活動などへの支援体制(資金面、税制面、その他
)はまだほとんど整備されていないのが実情でしょう。 この点には現政権に大きな期待が寄せられています。
そのような中でNALC「天の川クラブ」では地方公共団体との恊働活動の一環として常に枚方市と連携をしてきましたし、受託事業としては在宅生活援助、生きがい創造学園、生涯学習情報プラザなど枚方市の事業を受託して成果を上げ、枚方市との厚い信頼関係で結ばれています。
また、受託事業で得た収入によって本来活動である時間預託活動、奉仕活動を下支えして着実に成果を上げることができています。
現在、認定NPO法などの見直しが進められており、税制の改正によってNPOの財政基盤ができる方向にあります。 このようなときに私たちは何をするべきでしょうか。
私たちは一致団結して今年の新しい活動である「 声かけボランティア 」をはじめ、地道な活動を今まで以上に推し進めながら、地域の皆さんや地域公共団体との交流をより深め信頼を得ることが「
新しい公共 」の実現のために必要なことだと思います。
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