「声かけボランティア」 始動まぢか |
副代表 近藤 秀子 |
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<副代表 近藤 秀子> |
このたび、昨年11月より準備を進めていた「天の川クラブ」見守りネット検討委員会から答申が出されました。
この活動は在宅支援の一環として、希望会員に対して電話による定期的な安否確認を行ないます。
世の中、物があふれた分だけ、人と人のつながりが希薄になってきているといわれて久しいですが、それを象徴するかのような、一人暮らしの高齢者、高齢世帯などで起きる「孤独死」の不幸な事故のニュースが後を絶ちません。
定期的な安否確認が不幸な事例を防ぎ、また異変が起きたとき、その発見までの時間を短くすることができるとの思いを形にしたのが「声かけボランティア」です。
先に取り組みを始められた中標津拠点の「見廻りたい」の活動などを参考に、検討が進められました。 地域内での見守り活動は近隣会員の手助けが一番有効な力を発揮します。
かつてはボランティアと声高に言わなくてもなされていた、地域の中の「お互いさま」という助け合いの精神が弱まってきた今、私たちは意識をして地域での助け合いを心がけて、地域力の回復に努めなければならないと思います。
「声かけボランティア」の活動が、その地域住民をも巻き込んで地域力再生のきっかけになるのであれば、これこそNALC活動の社会貢献と言えるでしょう。
高齢社会を「いずれ自分の向かう道」と考えて、地域のつながりを大切に、助け合い支え合う気持ちを大きく育てていく心構えが問われている時です。
「天の川クラブ」の「声かけボランティア」を、皆さんと一緒に考え、そして育てていきたいと切に願うものです。
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