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ひ と 言
<掲載年月:2009/10>
「ふれあい安心ネット」(仮称)をつくりませんか
代表 上田 卓是
代表 上田 卓是
<代表 上田 卓是>
 「最近Aさんの姿が見えないので、近所の人が確認したら部屋で倒れていた。 幸い大事には至らず無事だった」 「マンションの一室で、Bさんが亡くなった状態で発見された」 残念ながら、このようなニュースをよく見聞きします。  「天の川クラブ」でも、最近類似の事例がありましたが、幸いご無事でした。
 「天の川クラブ」は、会員相互扶助の会です。会員には、孤独死だけはしてほしくない。  少なくともこのような事態に至る前に支え合うことのできる仕組みを備えたいものです。 その仕組みとして「ふれあい安心ネット」 (仮称)を創設したいと考えています。  ナルク中標津拠点(*)では、すでに類似の仕組みがスタートしています。
 独り暮らしで希望する会員が登録し、その会員にとってできるだけ近所の会員がパートナーとなり、コーディネーターを通じてお互いに話し合いの上、少しでも不安をなくするための手立てを準備する。 例えば、パートナー会員が登録会員に毎週1~2回決められた曜日・時間帯に電話をかけ、言葉を交わし安心・安全を確かめる。 また月に1~2回程度訪問する。 その際、もし必要があれば、直接会う・親族など特定の連絡先に伝える・緊急時には救急車を手配する、など。 「天の川クラブ」の会員としてできることで支援する。
 パートナーとしては、地区の世話人自身ないしはその地区の会員など、適切な会員を登録会員の承諾の上選任する。
 支援のタイミングとしては、もし訪問介護利用者の場合、訪問日以外の曜日が効果的だろう。  さらに、水害・地震など災害発生時の対応も視野に入れておく。
 いずれにせよ、登録会員のおかれている事情に応じた支え方を、当事者同士が納得して決めることが重要です。
  この仕組みには、奉仕活動・時間預託活動をうまく組み合わせた形を編み出せないものかと考えています。 具体的には今後、専門委員会を設けて検討を進めますので、皆さんのご意見をお寄せくださるようにお願いします。  (*):会報「ナルク」10月号のトップ記事として掲載されていますので、ご参照ください。