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<代表代理 庫本 方明> |
65歳以上の人口の総人口に対する割合、いわゆる高齢化率が高くなってきていることは皆さまご存知のとおりです。
枚方市は、全国平均よりやや低く、2009年8月では19.8%ですが、2015年には23.2%(枚方市HPによる)となり、4.3人に一人は高齢者という予測になっています。
わが「天の川クラブ」の会員も平均年齢が 68歳と、高齢者の団体であることは間違いありません。
今は元気に会員活動や趣味にシルバー人生を謳歌され、皆さんPPK(ピンピンコロリ)を願っていることと思いますが、だんだんと体の各部位に障害が出てくることは覚悟しなければなりません。
特に認知症・知的障害などで判断能力が衰えた会員の増加も懸念されます。 このような判断能力が衰えた独居高齢者会員への支援の場合は、NALCの理念の一つである「会員相互の助け合い」が十分果たせない場合が予測されます。
例えば、日常的な銀行での出金・簡単な役所への書類提出など、現在は提供会員がやむを得ず善意で支援を行う場合も考えられますが、明確な権限を与えられておらず、トラブルの元になる恐れがあります。
こうした方々の権利擁護のための国の制度としては、「成年後見人制度」(法務省管轄)「日常生活支援事業」(厚生労働省管轄)があります。
早急にこれらの制度についての理解を深め、「天の川クラブ」の会員が、判断能力の衰えた会員に対して、どのような方法であれば支えることができるのか、例えば、NALC「天の川クラブ」が後見団体としての認可を受ける、または、現在、厚生労働省から認可を受けている大阪府社会福祉協議会か下部組織の枚方社会福祉協議会から事業を受託するなど、その可能性について検討を行う時期に来ていると思います。
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