
< 副代表 平山 紘一郎> |
日本人の平均寿命は、2007年の調査では男79.19歳、女85.99歳で、「人生60年」はとっくに過ぎています。 この長寿命時代に生きる我々は、80歳過ぎまでは元気でボケないこと、それには入れ物である肉体が早く老いないように注意しなければなりません。
老化を促進する要因は、ストレス、活性酸素、運動不足、栄養不良、喫煙、紫外線などがあります。 これらの有害要因を除くようにすれば、老化を遅らせ、老いない体をつくることができるのです。
まず今は、老いない体をつくる努力、要するに体力の若返りが必要です。 そのためには、
① 持久力を(疲れないで体を動かせる能力)⇒ウォ-キングです。
② 筋力を(筋肉が力を発揮する能力)⇒筋肉トレーニングです。
③ 柔軟性を(筋肉の柔らかさと関節の動きの大きさ)⇒体操と水分補給です。
④ 敏捷性を(体を早く動かす能力)⇒脚の筋肉を鍛えてキビキビ歩くことです。
次に老いないためにはボケないことです。 ボケ予防十ヵ条(財団法人ぼけ予防協会)
① 塩分と動物性脂肪を控えたバランス良い食事
② 適度の運動を行い、足腰を丈夫に
③ 深酒とタバコはやめて規則正しい生活を
④ 生活習慣病(高血圧症、肥満など)の予防・早期発見・治療を
⑤ 転倒に、特に頭の打撲に気を付ける
⑥ 興味と好奇心を持つように
⑦ 考えをまとめて表現する習慣を持つ
⑧ 細やかな気配りをした良い付き合いを
⑨ いつも若々しく、おしゃれ心を忘れない
⑩ くよくよしないで明るい気分で生活を送る
力に頼らず自力で生活を送るための基本は脚力です。 しかし3週間ベッドで寝ると脚の筋肉は15%落ち、回復するのに9週間かかります。 老いない体をつくるには、何はともあれ脚の筋肉を衰えさせないことを目指すのが良いようです。(湯浅景元著『老いない体をつくる』平凡社新書を参考にしました。)
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