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2004年度NALC「天の川クラブ」活動報告
1)会員数の増加
  • 会員数は3月末時点で697名となりました。目標にした700名にはわずかに足りませんでしたがほぼ目標通りになりました。
  • 昨年度はテレビで放映された「ご近所の底力」や「エンディングノート」の影響もありましたが、皆さんの活動が評価されたものと思います。
  • 会員同士がより親しく知り合うことで活動がより活発になり、ひいては会員の増加にもつなげることを目指し、枚方市と交野市を11の地区に分けて地区毎の自主的な活動をすることになりました。まだ1〜2回の地区会をそれぞれの地区で実施した段階ですが今後の活動が大きく期待されます。
  • 中期計画の1,000名の会員に向けて大きな一歩になりました。
2)時間預託活動
  • 在宅支援ボランティアの中で、介護保険の普及により軽度生活援助事業が大幅減少したことをはじめとして家事援助が少なくなりましたが、庭手入れ、送迎、パソコン指導ボランティアの利用がやや多かったので、全体的に少しの減少に止まりました。
  • 一方、会員の相互扶助の証である預託点数の利用がパソコン指導では約50%と広まってきました。今後とも預託点数の利用を更に推進して行きたいと思います。
  • 「生きがい創造学園」での時間預託活動など新たな芽は出始めていますがまだまだ幹にはなっておらず、時間預託の伸びにはまだまだ繋がっていません。
3)事業活動
  • いずれも私たちの活動の基本である自立、奉仕、助け合いの活動であると同時に資金面で支える活動です。
  • 時間預託を基本として活動いただいている事業
     サンポエムの配食サービスはやや増加、
     サンセール香里園は目標通り堅調。
  • 「生きがい創造学園」
     2年目を順調に終えました。枚方市や市民の信頼を得て来年度は3年目の契約をします。
     NALC「天の川クラブ」の運営にも必要不可欠な事業に成長してきました。
     NALC全体の中でも事業活動のひとつのモデルケースとして注目を集めています。
  • 映画上映会などの自主事業
     今年度は特にありませんでした。
4)奉仕活動
  • 奉仕活動は合計しますと約9,300時間となります。2004年度の目標を約1,800時間上回っており、喜ばしいことです。ポイントになることをあげますと
  • 福祉ボランティア「きんもくせい」、「天の川明星」の活動が活発に行われてきました。
  • 遊びの玉手箱、竹細工チーム共に月に各1回から2回の「ふれ愛・フリースクエア」での活動が定着しています。
  • 新たに、「アドプト・リバー・NALC天野川」を始めました。しかし、「クリーン・アダプト」(2ヶ所)や「アドプト・リバーNALC天野川」の参加者の集まりが少なくなっているのは気がかりです。奉仕活動の原点として、これらの活動をもっと広げるべきだと思います。
  • 志希自然の里は順調です。
  • 内部奉仕活動は全体の約50%を占めています。
5)文化・スポーツ活動
  • 楽しいオカリナクラブが新たにできました。英会話、テニス、カラオケなど他の活動も活発で参加者は約1,400名と元気いっぱいの文化・スポーツ活動でした。
  • 「星の里いわふね」で開催した秋のつどいは大雨の中163名もの会員とお客さまで恒例のバーベキューとビールを楽しみ、午後はゲームなどで大盛会でした。
6)事務局の活動
  • 事務局の仕事は活動がますます多くなり内容も多岐にわたってきましたので事務量は膨大になっています。
  • 事務局の運営をいろいろ工夫して、担当の皆さんが活動しやすい制度を作ってきました。これからも更に工夫改善の必要があります。
  • 活動の結果
    活動の成果を表す数字を次に示します。
      2000年 2001年 2002年 2003年 2004年
    会 員 数 491 538 597 628 697
    預託時間数 3,800 5,305 6,804 6,429 6,246
    奉仕時間数 1,120 5,826 6,868 7,525 9,317
    文化・スポーツ(名) 706 500 614 1,423 1,400
    (年別会員数・活動時間の推移をグラフで示しています。
2005年度NALC「天の川クラブ」活動計画
1)私達の目的
私達は、自立・奉仕・助け合い・生き甲斐 をモットーに、社会参加と市民相互扶助の精神に基づき、高齢社会に相応しい地域社会作りの推進に関する活動や事業を行い、社会全体の利益と福祉の増進に寄与することを目的とします。
2)基本方針
副代表の役割の明確化
  時間預託、奉仕、研修・事業、文化一スポーツ、事務局活動のそれぞれについて担当副代表が中心となって活動の活性化を図ります。
「NALC(ナルク)枚方・交野運営規則」の見直し
  規則全般について現状との整合性を検証します。
公開の原則によるNALC「天の川クラブ」の運営
  組織や運営が内外からよく見える開かれた状態であることが必要です。 公開により、透明性の確保と情報の共有化を継続します。
3)今年度のテーマ
会員数増加対策(地区会の積極的活用)
  • 2000年(490人)から2004年(700人)まで4年間での会員増は210人、年平均50人強の増加でした。 目標の1,000人までこのペースだと6年前後を要することになりますが、最近の傾向を見ると勢いが感じられます。
  • 今年度からは、特に「地区会」を積極的に開催することで、会員同士のコミュニケーション効果を高め、私達の活動を更に活性化して、枚方・交野両市のより多くの皆さんに魅力一杯の「NALC」を知っていただき、仲間の輪を大きく・広くしていきたいものです。
  • 昨年、両市を11地区に細分化した地区会を発足させた目的は、NHK・TVの人気番組【難問解決・ご近所の底力】ではありませんが、会員相互の顔が見えそして声が聞こえる風通しの良い「天の川クラブ」をつくることにあります。
コーディネーター(会)と運営委員(会)の役割分担
  • 従来、境界線がはっきりしなかったコーディネーター(会)と運営委員(会)の役割を明確にします。
  • コーディネーター(会)は、コーディネート問題に特化して、利用者・提供者・NALC「天の川クラブ」三者が一体となるようボランティア活動の環境づくりを行います。
  • 運営委員(会)は総会に次ぐ意思決定機関として、NALC「天の川クラブ」課題全般の検討・決定を行います。
生涯学習情報プラザの運営受託
  • 枚方市からの受託事業3件目の当事業運営に関しては、NALC「天の川クラブ」として万全の態勢で臨みます。
  • 「市民活動団体と行政との協働」がひとつの社会現象として、クローズアップされている今、「生きがい創造学園」に続いてこのプロジェクトを必ず成功させ、「協働」のあるべき姿として社会へそして市民の皆さんへNALC「天の川クラブ」をアピールしましょう。
4)活動の見通しと方向付けの主な点
時間預託活動
  • 在宅支援ボランティアについては介護保険法改正の影響がどう出るのか読めませんが、会報での活動事例紹介や地区会など会員相互の口コミ広報で利用促進を進めます。 家事援助・庭仕事・ハウスヘルパー ボランティア提供者の皆さん、昨年度同様頑張って下さい。
  • パソコン指導ボランティアはIT時代の流れと年齢の高齢化に伴って、当面右肩上がりの活動が続くでしょう。
  • 送迎ボランティアについては、利用者・提供者の「安全第一」を優先した活動を徹底しましょう。
奉仕活動
  • 福祉ボランティア
    枚方市「サンポエム」、交野市「きんもくせい」・「天の川明星」の3施設で活動中です。 ほんとうに地道な活動で、提供者の皆さんには頭の下がる思いです。もっともっと大勢の方々に係わって欲しいものです。
  • 環境美化ボランティア
    「アドプト・リバー・NALC天野川」は、NALC「天の川クラブ」と大阪府の間で約束した「天野川」の清掃活動です。そして、この活動は「総会」・「秋のつどい」とともに年間3大行事のひとつに位置づけしました。
    「クリーン・アダプト」(枚方市岡東中央公園、楠葉中央公園・樟葉駅ロータリー周辺)・「 クリーン・グリ一ン活動」(交野市)とともにぜひ参加しましょう。
  • 子育て支援活動
    「遊びの玉手箱」・「竹遊会 」グループによる小学校へのふれ愛・フリースクエア活動が、月に1〜2回と定着してきました。
    「志希自然の里」は、ことばのとおり、自然(大地)と人間との関わりについて貴重な体験を子供たちに与えてくれました。将来を担う子供たちの健全な育成に、少しでもお役に立てばと思います。
研修・事業活動
  • 枚方市「生涯学習情報プラザ」の運営受託は、新しい事業活動として大変重要なブロジェクトです。 NPO法人NALC「天の川クラブ」と行政との協働第3弾として、我々も社会も注目しています。 皆さんの全面的な理解と協力が成功のための条件です。
  • 「生きがい創造学園」はNALC「天の川クラブ」事業活動の大きな柱のひとつです。 3年目を迎えた「生きがい創造学園」と今年スタートの「生涯学習情報プラザ」の運営を軌道に乗せて、NALC「天の川クラブ」の存在を内外にPRしましょう。
  • 「サンポエム」の配食活動、「サンセール香里園」の便利亭・ワンダラーランチ・習字への支援活動は時間預託活動としても大きな位置に在ります。皆さんの参加をお待ちしています。
  • 研修活動
    @ 介護保険マネージャー研修は継続予定です。
    A 家庭内介護実習を今年も開きます。
    B NPOセンター運営協議会の協カで「行政との協働」について勉強会を行います。
 文化・スポーツ活動
  • 趣味を同じくする人たちが交流する文化活動や、同時に健康の維持・増進を目的に交流するスポーツ活動は、ボランティア活動や人間関係を楽しくする潤滑剤です。又、新しい仲間ができる絶好の場でもあります、そこから活動への第一歩を踏み出した例がたくさんあります。昨年度は「楽しいオカリナ」グループが誕生しました。今年度は「麻雀クラブ」の立上げを計画中です。
  • イベント関係は「天の川クラブ」の目玉です
    「秋のつどい」は、年間3大行事のひとつとして定着しました。 今年も秋空のもと“わいわい・がやがや"飲んで食べてゲームを大いに楽しみましょう。 他拠点との交流も楽しみの一つです。
    また、これ以外にも観光・グルメ・見学目的の小旅行などを計画します。
事務局活動
  • 事務局の充実は今年度も最重要課題のひとつです.
    組織の拡大や活動分野の増加による事務処理量の増大は、止まるところを知りません。常勤有給事務職員の採用計画が中断されたままとなっている中、会員の皆さんによって辛うじて凌いでいますが、この状態がいつまで続くか予断を許さない状況です。
  • 現況打開のためにも事業活動の安定化によって、財務体力を強化して事務局の充実を実現しましょう。