元気に生きている今を有意義に使いましょう |
副代表 山田 徹 |
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<副代表 山田 徹> |
2012年もあとわずかとなりました。 月日の経つのは早いなあ、と年を取るにつけ思います。 今日までの生きてきた時間を振り返ったとき、早かったのか、遅かったのか分かりません。
そこで思い出したのは今から40~50年前に読んだ記事です。 それは・・・、宇宙が誕生して137億年、地球が誕生して45億年といわれています。
全く気の遠くなる「時]の話です。 ではその地球の誕生から現在までを、1年間に縮めてみるとどうなるか?です。
まず生命が誕生したのは7月下旬で、それまでは生物の影も形もなかった。 魚の仲間が姿を現したのが11月末、最初の哺乳類は、12月中旬になってようやく出現した計算になるそうです。
その後、恐竜の時代になり、さまざまな鳥や昆虫、哺乳類が、地球を支配しますが、人類の姿はまだ見られず、大晦日の深夜になって、やっと原人が現れます。
これを見ると人類の歴史などは、ほんの瞬時前のことなのです。
織田信長が、桶狭間の合戦の前夜に、謡い舞う「敦盛」の中に「人間50年、下天の内をくらぶれば、夢まぼろしのごとくなり・・・」とあります。
「下天」とは何か? 六欲天の最下位の世で、一昼夜(一日)は人間界の50年に当たり、住人の定命は500歳とされているそうです。
地球誕生からの時間の中で見れば、私たちの生きている時間はほんの一瞬の間なのです。
人生50年の時代から、今は80~90年の時代になりました。 30~40年も長生きできるようになったのです。 私たちが生きている時間は一瞬であっても、この増えた年を有意義に使おうではありませんか。
元気に生きている「今」を大切に、そして人の役に立つように使いましょう。 ナルクの理念に沿って頑張って活動をしましょう。
この会報が皆さまに配られた日には、まだ人類は登場していませんが、1 2月3 1日の大晦日までの数日間にも何が起こるか分かりません。 せいぜい気を引き締めて良い新年を迎えましょう。
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