
< 副代表 石西 正子> |
「ご自分のこと、ご存知ですか」ふと目に止まったこの言葉。
一体自分はどんな顔をしているのだろうか。 鏡を通してしか自分の顔を見たことがありません。 目を見開いたり細くしたり、口を大きく開けたり尖らせたり。
今、笑顔の美しい人が注目されています。 自分の笑顔はどんなんだろうかと、笑ってみたり。 ああ、これが自分の顔なんだと納得したりしています。
ましてや心の中など見たことがありません。一体自分は何を楽しみに生きているのか。 好きな番組のテレビをみること、人と話をすること、旅行をすること、ショッピングすること、そしてやっぱり美味しいものを食べることにたどりつきます。
三人の孫がたまに我が家に遊びに来て、その成長振りを見るのも結構大きな楽しみにもなっています。
私は、今はナルクを通じてのボランティア活動中心の毎日を送っていますが、少しも「しんどい」とは思いません。 それはやはり「自分の心身の健康につながる」からだと思います。
福祉施設の「入居者さんのお相手」や、たまに入る「家事援助」のお手伝いを通じて、いつも感じますことは、「自分が元気であること」の幸せと「相手の方が喜んでいただいた時」の充実感と達成感です。
そういう私も、やがては後期高齢者問題の中に巻き込まれていく日が来るのでしょうが、元気なうちにあらためて自分を見つめ直し、やりたいことをして「大いに余生を楽しんでいきたい」と思います。
こんなことを考えているのは、私だけではないと思います。皆さんもそれぞれに趣味を持ち、その間にボランティアをされていることでしょう。
今夜も私の大好きなテレビ番組「世界の車窓から」を見ながら、世界を旅している気分に浸って、穏やかな気持ちでもの思いにふけっています。
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