今、私たちに求められていること |
副代表 近藤 秀子 |

< 副代表 近藤 秀子> |
急加速する高齢化社会。 枚方市では平成20年には高齢化率が19%になるといわれています。5人に1人が65歳以上ということです。
介護保険制度は、できる限り在宅で自立した日常生活ができるように支援をするというのが基本的な考え方ですが、寝たきりをつくらないための介護予防を重視した制度の見直しがなされて1年半が過ぎました。
この改正がNALCボランティアにどのように影響しているのか、皆さまには機会あるごとにお話させていただいておりますので、ご理解いただいているものと思います。
インフォーマルの分野という表現をしております、いわゆる介護保険などの公的な支援が適応されないサービス部分、もしくは認定されたサービス時間だけでは、日常生活が困難となる人に対する支援などですが、資格が無くてもできる活動内容が大半を占めております。しかし、その担い手が無ければたちまちお困りの高齢者が出てくるという大切な部分です。その部分を受け持っているのがNALCのボランティアです。
『できることを・できるときに・できる方法で』がNALCのモットーですが、急加速する高齢化社会という背景を考えるとき、もう一歩踏み出した活動が求められているのではないかとの思いを強くするのです。
それには提供者のスキルUPは不可欠ですが、タイミングよく目にしたNALC 会報の「ナルクシニア介護サポーター創設」の記事。支援に関わる提供者が一定レベルの技術を身に付けることは望ましく、また必要なことで記事の趣旨に賛同いたします。
地域の中の位置付けとして、私たちボランティア団体が求められていることは何なのか、私たちには何ができるのか再確認の時です。
|
|