時間預託活動
掲載日:2020/09/14
コロナ禍の支援活動の顛末記

家事支援担当:近藤 秀子


 コロナウイルスの拡がりが増す3月中旬、家事支援の提供者からの不安の声は「若い世代と同居して知らない内に感染していれば利用者に迷惑をかける」というもの。もっともなことです。ボランティアという立場から即、休止の決断をしました。利用者にも快く応じて頂いた結果です。
 「天の川クラブ」も4月~連休明け、5月末までと状況を見ながらの活動休止となりました。まず頭をよぎったのは、突然提供中止となった利用者の困惑でした。ボランティアの使命と感染の危惧の間でジレンマに陥ったものです。
 7月のコーディネーター会で皆さんに休止中の報告を聞く機会がありましたが、それぞれの方法で状況把握に努めて下さっていた事が分かりました。
 中には地区内の一人暮らしの会員全員に安否確認の電話を掛けた方もいました。皆さんには感謝しかありません。
 利用者の声として、掃除・買い物は同居のご主人や近所にいる娘さんの協力、業者や生協の利用など。部屋の埃には目をつむっていたと笑わせる話、自分が動くことでリハビリになったという副産物まで。ひとまずはやれやれの顛末記でした。

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