(掲載年月:2012/4) |
報告:山本 節子 (1地区) |
私は高齢者の方の散歩のお付き合いをさせていただいています。
ある方は、介護保険で週に2回、送迎付きのリハビリを利用されていますが、せっかくリハビリをしても楽しい目的がなければ意欲が続きません。 そこで、週1回のお散歩で、リハビリの効果を確かめながら、「下を向いても大きなお金は落ちていませんよ(笑い)。
ほら、きれいな花が咲いていますよ」と少しでも背筋を伸ばして歩いていただけるよう声かけをしながら歩いています。
また、ちょっとした買い物もご家族に頼らざるを得ない状況では、自分の目で見て楽しむ買い物ができません。 「今日は散歩をして公園で一休み、次回は新しくできたドラッグストアに行ってみたいの」そんなご要望に時間の許す範囲でお付き合いしています。
転倒しないように腕を組んで、おしゃべりしながら歩きます。 季節の花の色や香りを楽しんだり、おしゃべりに夢中になって曲がり角を行き過ぎてしまったり。
そんな中で、思わぬところに素敵な雑貨屋さんがあることを知ったり、化粧品屋さんや美容院など行きつけのお店の方に見守られていることが分かったりして、私自身が地域のことを知る機会にもなっています。
介護保険にはない柔軟なサービス提供ができるのがナルクの良さだと思っています。
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