
<配食の準備> |

<自転車に乗って出発> |
「今晩は。夕食お持ちしました。」とチャイムを押しながら夕日はまだまだ沈みそうにもない夏の5時過ぎからの1時間余り。季節は確実に秋に向かっているのを感じながら自転車を走らせるこの頃です。届け先は4〜5軒。久し振りに行った先で「暫くだったネ、もう辞めたかと思ったヨ」と半身が少し不自由な壮年の方が声をかけてくださいます。また、別の壮年の方は、政治の話やフィリピンでの戦争体験も時折聞かせてもらい、風化させない為にも記録に残しておくことが使命だと話されます。百歳で一人暮らしをされ常に感謝とねぎらいの言葉を出される方。又、氷川きよしの大ファンで息子さんが買ってくれたCDを一日中聞いていてチャイムの音も気がつかなかったという方。 人生の山坂を乗り越えた先輩方から私自身の老いかたを学ぶ貴重な場だと思います。この配食活動をはじめてからもう5年になりますが、足腰元気でいる限り是非させて頂きたい活動のひとつです。
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