
枚方市生活支援員養成研修の様子
6月28日、29日の二日間にわたり枚方市生活支援員養成研修が行われました。午前10時から午後5時半まで、長時間の講義は正直きついなあと思いつつ受講しました。
介護保険制度の仕組み、生活支援員の役割と仕事の内容、また支援員が生活援助訪問事業の中に所属すること等学ばせて頂きました。
更に介護保険制度を利用できるサービスが多様にあることを知り驚きました。老化に伴う心身機能の変化がもたらす日常生活への影響、認知症に対する理解、コミュニケーションの取り方等、支援を提供する側、される側のどちらに取っても私たちが生きていく上で大いに役立つ内容でした。
人には長年培ってきた生活があります。他人から見れば理解しがたい生活感、拘り、固執であっても頭から否定せず、まず受け入れることが大切です。例えば料理を提供する場合、利用者の意見をよく聞き、たとえ利用者の考えが明らかに誤っていると思われる場合でも、反発や否定せず、まずは小さく頷き、利用者がそのように思われているのだから心を寄せ、傾聴することが大切であるということ等です。
支援員とは利用者一人ひとりが生活していけるように支援する。利用者の人権や尊厳を守る。守秘義務があるなど丁寧な講義を受け、責任のある仕事だと実感しました。
カリキュラムの最後にグループワークが行われ、活発な意見交換がなされました。受講者一同が、熱心に討議に取り組まれていることを深く感じました。
豊富な経歴を持たれた講師の方々の経験や体験に基づく具体的な講義内容はよく理解できました。長時間のきつい研修と思っていましたが、終わってみれば、まさにあっという間の二日間でした。