
新入会員研修で議論する参加の皆さん

新入会員研修で議論する参加の皆さん
3月25日に、ラポールひらかたで新入会員研修会が開催されました。 対象者は2013年1月から2014年12月に入会された会員で、そのうち15名が参加しました。
会員活動促進の一環として企画されましたが、新入会員の研修としては今回初めての試みなので、期待と不安のまじったスタートでした。
第1部はスタッフからの説明です。 まず近藤代表からナルクの理念についてお話があり、和田事務局長からは「天の川クラブ」の組織・運営について。 続いて時間預託活動・奉仕活動・文化スポーツ活動について蕎麦谷、東平、梅田の各副代表。会員活動促進について山田代表代理、会報について編集委員の私が説明しました。
コーヒーブレイクを挟んで、第2部は質疑応答・意見交換です。 初めに新入会員の方から自己紹介と入会の動機についての話がありました。
入会の動機については、仕事を辞めたらボランティアをしたいと思っていた人や、知人がナルクの会員で入会を勧められた方、中にはスイスの実業家で、赤十字を設立して初めてノーベル平和賞を受賞したアンリ・デュナンの、「ボランティアは何も要求しないで、自己犠牲と奉仕の精神で」の言葉に感銘を受けて入会したという高邁(こうまい)な理由を持った方もおられました。
質疑応答では、文化部で趣味を楽しみながら知人が増えて活動に入りやすくなった。まずは清掃などだれでもできる活動から参加したなどの経験談や、われわれが預託点数を貯めても、実際に使うときになって提供者が確保できるのか、送迎に関心があるがシステムを知るにはどうしたらいいのか、などの問題提起もありました。
研修は予定時間を大幅に超えるほど議論が白熱しましたが、皆さん一様に言われていたのが、ボランティアをしたいのに、具体的にどんな活動があるのか分からない、もっと分かりやすく説明してくれる媒体や機会が欲しいということでした。
「天の川クラブ」には800人以上の会員がいますが、実際に常時活動している会員はまだまだ少数です。 これは新入会員の方だけでなく、全会員に向けて取り組んでいかなければならない事案だと強く感じました。