
会場風景
こども未来財団とナルクが主催する子育て大規模研修会が、1月18日にラポールで開催されました。 天候にも恵まれ、定員150名に対して、スタッフを含めた参加者は185名に上りました。
高畑会長の主催者挨拶のあと、関西大学の山縣文治先生の基調講演が始まりました。 テーマは「子育て事情の現状と今後の取り組み」です。 先生は壇上ではなく、会場で質問をし、参加者にマイクを向けて答えを聞いて会場はあっという間に一体感に包まれました。
先生は、子どもたちが保育所や幼稚園に入れば専門家に任せられるからまず安心。 それまで家にいる子どもをその家族だけでなく、地域全体の子どもと考えて包括的に育むことが必要だと強調されました。
休憩を挟んで聖徳園保育所園長の三上美知恵さん、ファミリーポートひらかたセンター長の山下裕美さん、ナルク枚方拠点の澤田年江会員による事例発表とパネルディスカッションです。
三上さんは保育園児と高齢者との交流で、子どもたちは高齢者から大きな愛情と優しさをもらって人を信頼する心を養い、逆に高齢者は子どもたちから若い力をもらって元気になることを話されました。
山下さんは、ファミリーサポートを利用するお母さん方は、出産前まで働く人、赤ちゃんや幼児に触れた経験のない人、転居して地域情報を持たない人がたくさんいるので、子どもたちに同年齢の友だちをつくってあげたい、お母さんたちにも仲間をつくってあげたいとの思いを話されました。
澤田さんは活動を通じて、子どもたちは家族以外の高齢者と話したり、遊んだりして人との関わり方を学んでいき、自分たちは子どもたちと真剣に遊ぶことができて特技を披露することにより生き生きと活動ができると言われました。
質疑応答でもさまざまな質問があり、あっという間に終了時間になってしまったという感じです。
最後に山縣先生が、みなさん一人ひとりに何ができるか。 子育てだけでなく、いろいろな分野でご活躍して欲しいですね、という言葉が印象的でした。 【参 考】子育て大規模研修会の案内募集の
チラシ
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