
<参加者全員が集合した「仙台ビジネスホテル」にて>
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仙台行きの13名は、伊丹空港から仙台空港へ飛び、1日目は被災地巡礼と市内徒歩アピールです。
空港から総勢85名が2台の大型バスに乗り、荒浜慰霊塔では全国のナルク会員を代表して「天の川クラブ」副代表の植本さんが献花をしました。 犠牲になった皆さんの名前が書かれた碑には、まだ幼い子供たちが目立ち、いっそう胸を締め付けられました。
市内徒歩アピールは、卸町会館から電力会館の5.4キロを約1時間40分かけて行進。お遍路姿の高畑会長と花束を持った植本さんを先頭に、200名近いナルク会員が参加しました。
2日目は電力会館で設立20周年記念大会が開催されました。 午前中は定時総会と全国代表者会議。 午後からはシンポジウムとして基調講演と活動拠点報告、パネルディスカッションが行われ、3時から仙台の仮設住宅の招待者の方々も参加して、皆さんお待ちかねの交流会です。
親御さんを亡くした人や、仮設住宅に住む石巻北高校のジャズバンドの面々は、困難にもめげずに練習した成果を見せてくれ、逆に私たちが元気をもらいました。 黒木麗子さんの震災で遺児となった子供たちの作文の朗読、藤原マチ子さんの「釜石あの日あの時甚句」に、客席ではハンカチで涙をぬぐう人がたくさんおられました。
3日目の最終日は被災地の視察です。 多くの児童が犠牲になった大川小学校では全員が線香を手向けて冥福を祈り、亡くなった避難場所を見たときは、日頃、災害時に備えて訓練することがいかに大事かを思い知らされました。 女川町ではまだ横倒しになったままのビルを見て、改めて津波の恐ろしさを実感しました。
最後は仙台駅に集まり、全国から集まったナルク会員と「お互いに頑張りましょう」と誓いを新たに帰路に着きました。