交野サロンで骨粗鬆症の勉強会 |
投稿者:田中 暁子(11地区) |

<薬学博士の小井田さんと参加された皆さん> |
交野分室では5月からサロンを開いています。
第5回サロンを9月19日(金)台風の接近で、雨模様にも関わらず10名の出席を頂き開催致しました。
今回は会員で薬学博士である小井田さんに、特に女性に関心の高い骨粗鬆症の話をして頂きました。
6ページにもなる資料を作成配布され、それを基に骨粗鬆症になる原因と予防治療など専門的な事を分かりやすく教えて頂きました。
話の途中にも活発な質疑応答があり、賑やかな雑談も飛び交い1時間半があっという間に過ぎてしましました。
年を取ってからの骨折は骨折だけに終わらず、寝たきりや痴呆に繋がりかねず、骨粗鬆症の予防がどれほど大切かを知り、楽しい中にも有意義なひと時を持ちました。
話の具体的な内容は、以下の通りです
★OP(骨粗鬆症)の発症機構
男女いずれにおいても、骨格の正常発達と維持に発情ホルモン(E2:エストラジオール)が不可欠である。 E2の分泌は男性では加齢によって徐々に、女性は閉経後に急激に低下し、骨量が低下しOPが発症し骨折の発症率を増加させる。
骨折後の死亡率が急上昇し、この傾向は男性>女性である。
★OPの診断基準
1)非外傷性骨折があり骨密度が若年平均値の80%以下に低下
2)非外傷性骨折はないが骨密度が若年平均値の70%以下に低下
★発症の危険因子
1)骨量低下:閉経、Ca摂取不足、ビタミンD摂取量と活性化不足、運動不足等で起こる。
2)転倒:骨格筋の筋力低下、平衡機能の低下、健康度の低下などで起こる。
★予防と治療
CaとビタミンDの充分な摂取、適度な運動に加え必要に応じてビスホスホネート類E2様作用物質などを投与する。
(★の文は、小井田さんに監修して頂きました)
|
|