コーディネートで出会ったすてきな人 |
投稿者:近藤 秀子 (7地区) |
今、私の心を限りなく優しくしてくださっているそのお方は87歳におなりのT子さん。
ヘルパーさんのお手を借りてのおひとり住まいです。 胸の前で手を合わされて穏やかな口調で今は亡き夫君のことをお話になります。
「美しい人というのは、心のきれいな人のことをいうのですよ」と常々夫君から聞かされておられたとか。
「NALCのボランティアは皆さん優しい方で、主人が話していた、美しい人とは、この人たちのことだと思いますよ」と提供活動のあった日は、感謝の気持を仏壇に報告なさるそうです。
謙虚で、押し付けがましくなく、それでいて周りの人を優しい気持にさせてくださるのです。
心が満ち足りておられるご様子から、離れてお住まいのお身内の方々の暖かい気遣いが見て取れるのです。
この方のようにすてきに年を重ねたいと願わずにはおれません。 日々の忙しさを言い訳にして笑顔が少なくなっている自身に気付き、反省しきりです。
コーディネーターは利用者と提供者の橋渡し役です。 ボランティア提供活動の成否は、コーディネーターの力量にかかっているといっても過言ではありません。
T子さんから頂いた優しさを、今度はコーディネートの仕事を通じて、皆さんにおすそ分けといたしましょう。
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