事務局活動
掲載日:2015/09/14
ナルクが目指す地域包括ケア

時間預託担当統括 近藤 秀子

画像
 3年毎に見直しされている介護保険制度。平成29年4月をめどに、要支援Ⅰ・Ⅱの訪問介護と通所介護の支援サービスが市町村の地域支援事業に移行されます。その事業の担い手として既存の事業所や民間企業、私共のようなNPOボランティア団体が関わることになります。 これを受け、ナルクはいち早く3月の臨時代表者会議の席上、市町村から活動依頼があった場合には社会貢献活動と位置付け、円滑に対応できるよう『ナルクが新地域支援事業のうち日常生活支援に参加する際の対応方法』(案)を示されました。
「天の川クラブ」でも、地域包括ケア事業への参画により、地域社会貢献と会員の生きがい、ひいては自立意識の向上につながるという観点から積極的に取り組むことになりました。
 現在、枚方市高齢社会室が中心となり、新しい総合事業のサービスの体制整備を具体的に進めており、NALC「天の川クラブ」もNPOボランティア団体の立場で、各事業所と共に意見交換会の一員として会議に加わっております。時間預託による会員相互扶助の活動を堅持しながら、新しい事業活動を、車の両輪のごとく両立させる運営方法を、今後会員の声を反映させて慎重に議論を重ねることといたします。

<地域包括ケアシステム>

 重い介護状態になっても住み慣れた地域で暮らせるよう医療・介護・予防・生活支援・住居などを一体的に提供する仕組み。公的な医療・介護サービスだけでなく住民の自主的な支え合いなども活用して、要介護高齢者の生活を支えるシステムです。

« Back