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    「東日本大震災」 現地での交流で感じたこと、考えたこと
(掲載日:2012/10/09)
 
震災から1年半が経過して 澤田 年江(8地区)
 東日本大震災から1年半が経過した仙台市内は、地震の被害が見受けられないほど修復されており、その復興の速さに驚かされました。
 しかし、仮設住宅に向かう道筋の広大な田畑に作物は無く、雑草のみが茂っており、海沿いには分別途中のがれきと流された車の山が見えます。
 パラソル喫茶に集まってくださった方たちは、現在置かれている辛い状況の中からでも、幸せや楽しみを見付けておられ、人間の強さとたくましさを感じましたが、喫茶に出ていただけない多くの方たちへの支援が課題だと思いました。

海沿いには流された車の山
<海沿いには流された車の山>
ナルクのパラソル喫茶
<ナルクのパラソル喫茶>

ボランティアの原点に立ち返って 蕎麦谷 寿美子(2地区)
 今回の復興支援ボランティアに参加し、自分の中で10年間のボランティア活動について問い掛けるチャンスとなりました。 できる事にまず出会い、仲間と共にその事を楽しんで行う喜びを感じました。 ボランティアスピリッツでこれからもいろいろな活動に挑戦していこうと思います。
 仮設住宅で出会ったご夫婦ともすてきな触れ合いができたことに感謝いたします。

ハンドマッサージをしながら傾聴しました
<ハンドマッサージをしながら傾聴しました>
パラソル喫茶での交歓風景
<パラソル喫茶での交歓風景>

オカリナの演奏を通して 田岡 治子(4地区)
オカリナ演奏中の田岡会員
<オカリナ演奏中の田岡会員>
 仮設住宅のパラソル喫茶でのオカリナ演奏、どれだけ皆さんに楽しんでいただけるか不安でいっぱいでしたが、高齢者の方が多く、曲目を年配向けにし、曲に合わせた演出を試みたおかげで笑いや驚きの表情をたくさん頂きました。
 初めてオカリナの音色を聴き、感動したと言ってくださる方もおられ、うれしく思いました。
 パトロール中の若い警察官3名も飛び入りで参加され、一層盛り上がり楽しい雰囲気になりました。






安らかに眠ってください 和田喜代美(5地区)
 3日目に訪れた石巻は、まだまだがれきの山や廃虚が点々とあり、楽しい家族だんらんを奪った津波が恨めしく腹立たしく思いました。
 大川小学校に案内してもらい、その悲惨さに言葉も無く、自然に涙がでてきました。 歌で有名な北上川の畔(ほとり)に建つモダンな校舎の前に建立された鎮魂の石像は、母親の大きな手に抱かれた子どもが刻まれ、今もなお4人の子どもさんが見付かっていないとのことです。 たくさんの花が供えられ安らかに眠られますようにと願わずにはいられませんでした。

幼い74名が死亡・行方不明になった大川小学校
<幼い74名が死亡・行方不明になった大川小学校>
「がんばろう!石巻」の看板
<「がんばろう!石巻」の看板>