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 東日本大震災「復興支援ボランティア」 レポート ハンドマッサージをしながら、お話を聴く
(掲載日:2011/10)
報告: 神崎 富貴子(8地区)
パラソル喫茶でハンドマッサージをしながら、話を傾聴
<パラソル喫茶でハンドマッサージをしながら、話を傾聴>
  9月14日から16日の3日間、宮城拠点での復興支援ボランティアに4名が行ってまいりました。
  1日目は2名ずつ2ヵ所に分かれて、初めてNALCがボランティアに入ると聞いた宮城野区仮設に行きました。   飲み物お菓子類が用意されたパラソルの下での活動は、世帯数に比べ参加された方は少ない状態でした。
   お茶を用意して向き合っても、重たい空気に感じられ、被災者の方に話をお聞きするのは難しいと思い、私たちが用意していたボランティア・メニューのハンドマッサージをきっかけに少しずつ心を開いていただける感触を得ました。
  初日の経験を生かし、2日目の若林区仮設では、「ハンドマッサージをボランティアの柱にしましょう」と4名で決め、ハンドマッサージを行い、被災された方に「手が軽くなったわ、うれしい」と言っていただきました。
  4名で参加者のすべての方々にハンドマッサージをしながら、お話を聴きました。 怖い辛い経験をされた被災者の生のお話は、私たちがテレビを通して見て聞いた情報では得られないものでした。
  3日目は被災地を見学して、すべての物を持ち去った津波の空恐ろしさを目の当たりにし、被災され仮設住宅に住まわれている方のこれからの不安を共有し、早く復興してと願うひと時でした。
   参加する前、私に何ができるかしらと不安ばかりでしたが、傾聴ボランティアを経験し、心から相手に向き合う気持ちがあれば、必ず心は通じると確信を得、今回の派遣に参加できたことに感謝をしています。
   宮城拠点の被災者復興支援パラソル喫茶は素晴らしい取り組みです。 自らも被災者である拠点の方が献身的に提供されている姿は美しいものでした。
  まだまだ心の傷の癒えない方、パラソル喫茶に出てこられない方がおられます。 そのような方が一人でも多く参加いただける日が訪れることを願いつつ、少しでも誰かのお役に立てる、このような機会があるときは躊躇されずにぜひ、「 天の川クラブ」の皆さんにも参加していただきたいと思いました。
   「今回の派遣に行けないけれど」との思いを託し、支援していただきました「天の川クラブ」の皆さんに心よりお礼申し上げます。
  ※復興支援ボランティアメンバー: 押江 一恵、神崎 富貴子、西村 洋子、渡辺 千栄子
  ※訪問仮設住宅
   14日 宮城野区仮設と喫茶への参加者は、福田南町公園 62戸 約10人、岡田西公園 63戸 約15人
   15日 若林区仮設 195戸 約50人
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東日本大震災「復興支援ボランティア」活動の写真 東日本大震災「復興支援ボランティア」活動の写真 石巻市、女川町、石巻~女川の海岸の写真
<東日本大震災「復興支援ボランティア」活動の写真> <石巻市、女川町、石巻~女川の海岸>