
筆者
「NALC」の前身である「WAC」枚方・交野支部が、産経新聞の社会面で紹介された記事を読み、その広域性に惹かれ入会しました。
当時は仕事をしていましたので、文字通り「出来る事を出来る時に」を実践して、20数年に至りました。
主な活動は家事援助や介護施設でのお手伝い等です。また同好会では「英会話」や散策クラブ「カワセミ」で頭と身体に鞭打ちながら(笑)楽しい時を過ごしてきました。
この「天の川クラブ」の多岐にわたる同好会はとても魅力的で、会員の皆様が若々しく元気なのもこの適度な刺激やお喋りや運動によるところが大きいと感じます。私自身も新しい同好会「健康麻雀」に果敢に挑戦中です。
思えば私のボランティアの原点は、曾野綾子氏著「神さま、それをお望みですか」と言う本を読んだ事です。彼女はその知名度の高さから寄せられる多額の寄付金を、海外で奉仕活動する日本人のシスター達に届けているのですが、その財団の運営はすべてボランティアで行われており、かつ届ける途中に、僅かでもその国の役人や権力者の手に渡っていないかと、自費でアフリカや南米まで確かめに行くという徹底ぶりです。
私はクリスチャンではありませんが、何故かその部分に共鳴し「この人なら僅かな寄付金でも確実に届けてくれるんだ」という極めて単純な動機からでした。
また最近の氏の著書に「私たちは生きているかぎり、大地を汚し、森を荒らし、水と空気を汚染し、他人の受ける便利や幸福の分け前を収奪しているのです。ゆえに少しはよい事をして、浄化したいと思うのがごく自然である」という意味の事が書かれていました。
確かに、世界では飢餓に苦しむ人たちや赤ん坊を抱えて難民キャンプで生活せざるを得ない母親達や、学校に行きたくても行けない多くの子供達がいることに、心が痛みます。
そして浄化の故でしょうか、これまでに行ってきたボランティア活動の内容や時間は記憶から消えても、それに関わった人達のお顔やお人柄はいつまでも鮮明に心に残っているから不思議です。