
家門の松、正月には神の依代(よりしろ)となる
定年を間近にして先輩に教えられました。定年後に、やりたい何かを探すことは難しいと・・・・・・忙しくしている今、考えることが一番身につくとのことでした。
当時(平成13年)、枚方市野外活動センター主催で「自然観察インタープリター養成講座」が開催され、一念発起この道の学習をしようと考えました。
田舎出身の私は多少の自信があったものの、いつも目にする樹木、野草等を全く分かってないことを知らされました。
その後の里山との関わりは、ここから始まり、かれこれ17年となっています。定年時の会社会報には、「里山の仙人になる」と記事を寄せ、里山保全活動に精を出してきましたが、修行が足りないのか白い顎髭がなかなか生えてくれません。
ナルク「天の川クラブ」との関わりは、友人の紹介によるもので、今から4年前のことでした。活動の中に「庭木の剪定」を見出し、興味を覚えたところです。これまでの人工林、竹林、雑木林等の保全の知識がお役に立てるのでは、と感じたものです。
庭木は年々成長するが人は段々縮むが宿命。歳を重ねることで足腰が弱り高所作業や力仕事ができなくなる現実を迎える世帯が増えているように思えます。
春、秋合わせて20軒近く剪定に関わってきていますが、利用者の喜んで頂いている姿に触れるたび喜びを覚えています。又、剪定仲間との繋がりもでき楽しみな活動となっています。
剪定は実技と知識を吸収できる絶好の活動と言えるでしょう。個人的には松の木剪定に関わることができ、整枝を楽しんでいます。思うほど難しいこともなく、皆さんの活動への参加を待っています。