2013/07 ~ 前月 ひと言(巻頭文)

掲載年月:2018/12

ひ と 言(会報巻頭文)

私の生きがい 

山田 綾子(6地区)

ちぎり絵絵本numberお表紙
ちぎり絵絵本の表紙
 6地区担当運営委員の山本典子さんが山田綾子さんに話をお伺いしました。  

①ナルク活動のかかわりのきっかけは?

 山田さんは今90才になられました。若かりし頃、教員生活で一般学級と養護学級は別々でなく、一緒に学ぶべきだという教育信念を持ち、ハンディのある子供や人を見ると放っておけない性格が身についたそうですが、その活動を聞いてナルク前会長の高畑敬一さんの訪問を受けました。それがナルク大阪南「いちょう会」発足につながり、同時に会員となり、三才児の自閉症の子供とのかかわりのなか、親御さんにナルク会員になってもらい学業の終わり頃までお世話をされたそうです。
 17年前にご主人が脳梗塞と認知症を患い、介護の日々が続きましたが、2年前に亡くなられました。本人ももちこたえていた膝が悪化して歩行困難になり、ナルクの預託点数を利用して、身の回りの世話や話し相手をしてもらっていました。今年の4月に枚方在住の娘さんの近くに引っ越して来ました。そこに枚方拠点があってとてもうれしかったそうです。

②ボランティアに対する心構えは?

 心身ともに元気な時は、一生懸命に人の為に働き、体が弱ってくれば人の助けを受ける事です。受ける身になってはじめて弱い人の気持ちが分かるんです。「どうぞ、受けなさい」それが本来のボランティア活動ですよ、と言われました。

③これからの生きがいは?

 車椅子生活から、立って歩ける様になり、うれしい事がたくさんありました。手足の指はしびれ変形していますが、ちぎり絵なら出来るかと思い頑張って一冊目のちぎり絵絵本を完成しました。 今二冊目の絵本を出す事が大きな目標だそうです。
         

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