2013/07 ~ 前月 ひと言(巻頭文)

掲載年月:2018/10

ひ と 言(会報巻頭文)

再 会 

安達 和彦(4地区)

留学生と共に
留学生と共に
 この夏うれしい再会があった。5年程前、関西外大の女子留学生をホストファミリーとしてホームステイで預かった。我が家の英語力不足が多少なりとも向上につながればと思いつつ。これが我が家の初めてのいわゆる有料ボランティアであった。
 一部屋と朝夕の食事の提供などをしなければならないが、同じアジア人と言うこともあり全く違和感なく、食事も何でもおいしいと食べてくれた。
 4か月間、家族同然のお付き合いであった。彼女はアメリカの大学からの留学生であるが国籍はベトナム人。医者を志望し留学しているとのことであった。英語、ベトナム語はもちろん、日本語も堪能で日常の会話も全く不便を感じることがない。勉強もよくし部活では趣味の陶芸をやり、何点かの作品を我が家にも残していってくれた。玄人はだしの出来栄えである。
 その彼女が母親と従妹を伴って、夏休みを利用して我が家を訪問してくれた。現在、アメリカ東海岸のボルチモアの大学院でがんの研究に従事しているという。給料と年1回の帰省旅費を支給してもらえるとのこと。将来は医者か、大学院に残って指導者の道に進むか少し迷っているらしい。体は小柄だがたいへんなガンバリ屋さんである。
 最近の日本の若い人達が内向き傾向にあるとか聞くと、彼女のガンバリがひときわ鮮やかに思える。次の再会が楽しみである。
 ところで私のナルク入会のキッカケは、私のごく近所にお住まいの会員からお誘いを受けたことでした。その方は私たちのコミュニティーのこと、趣味の菊作りにと大変お元気に活躍されておりますが、ナルクでの活動については知りませんでした。ナルクに入会し同じように元気を少し分けて貰おうと思った次第です。
 また、今年度から運営委員をすることになりましたので、少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。

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