掲載年月:2018/03
ひ と 言(会報巻頭文)
「趣味の陶芸」裏ばなし
秋山 季久雄(9地区)

陶芸教室のみなさんと
定年後、大阪府老人大学陶芸科で女流陶芸家桜井智子先生のご指導のもと、作陶・施釉・焼成などを学び、また一般の陶芸教室へ通い、いつの間にか作陶の魅力に取りつかれて自宅裏庭に工房を建ててしまいました。
その後、南部生涯学習支援センターの陶芸教室が開講された翌年に、指導スタッフ(ボランティア)の誘いを受け、作品1点を持参して面接を受けることになり、不採用間違いなしと思いきや、あろうことかOKの連絡を頂きました。
当初は先輩スタッフの補助でしたが、先輩方それぞれに個性もあり教え方にも大きな違いがありましたので、大いに勉強になりました。
それから、1クラス20名の講座を担当させて頂きましたが、教科書も指導要綱もなくスタッフの自主性に委ねられていましたので、これは結構なプレッシャーでした。その様なわけで、随分と陶芸関係の本を読みましたが、本に書いてあることと現実は厳しいものでなかなかその通りには行かない!ということを思い知りました。
講座運営では、格好良く言いますと受講者の一人ひとりとの真剣勝負です。そこで、一貫して心に刻みましたことは「受講者ファースト!」です。 勿論、作陶技能の向上は大切なことですが、何よりも触れ合いを通じて、受講者の皆さんに「あ~、今日は楽しかった、来て良かった!」と思って頂けるよう心掛けてきました。
おかげさまでいつも年間講座の終盤にはクラスの皆さんから忘年会のお誘いを頂き、これが何よりの至福のときでした。
気がつけば、講座担当して13年も過ぎゆきまさに潮時を迎えましたので、この3月末に陶芸スタッフを引退します。
現在の私にとってはこの趣味の陶芸とともに、「天の川クラブ」9地区の世話人代表として多くの皆さんと出会うことが出来大変喜んでいます。
これからも年間計画による地区会の運営や毎月の行事に「会員ファースト!」をモットーに取り組み、多くの会員の皆さんと楽しい充実した触れ合いを大切にして行きたいと思います。