
筆者の作品
この1年、「天の川クラブ」は新規事業に向けて準備に追われたという印象を受けますが、本来活動の時間預託活動にも同じだけの思いをもって各部門の活動者は頑張った年でした。
新事業と会員相互活動が同じような内容のため、会員の戸惑いの声が聞こえてきますが、新事業は一般市民が対象の支援活動です。一方の家事支援はナルク本来の時間預託による助け合い活動で、まったく別のものです。
今年度、家事・介助活動の減少の歯止め策として会員が年に1回ずつ、利用・提供をしようとCO会で提案しましたが残念ながら結果が出せていません。
元気な時に、ボランテイア活動をして時間を預託する、そして自分が不自由を感じた時、支援を受ける。私は入会時、時間預託制度の説明を受けたとき、自分の老後を自分で責任を持つことが出来ると晴れやかな気持ちになりました。
家事・介助は生活する上で最も需要の多い支援と考えるのですが、何か変です。平均年齢が74歳という会員のSOSの声が聞こえてこないのです。ボランテイア活動者は充実した毎日をすごしていて元気?そうかもしれませんが、声が出しにくい要因があるとすれば、どのようなことが考えられるのでしょうか。
気軽るにSOSを出す場にしたいと地区会や地区サロンの活性を図っていますが、結果につながっておりません。地区のことは各地区内で活動しましょうという考えが裏目に出ている場合もあります。例えば、見知っている会員よりも他地区会員の支援を受けるほうが気楽だ、他地区の気の合う会員の支援がいいなどですが、各地区のコーデイネーターが会員の情報を共有することでそれも可能です。地区にこだわらない臨機応変も有りです。
要は会員が活動しやすくすることが第一と考えます。まずは個々人がナルク会員であるということの意味を考える機会にして欲しいと思います。
会員が年を重ねても自分に出来ることがある、今日することがあるのは嬉しいことです。力を出し合って、会員同士助け合いながら住み慣れた地域でいきいきと自立した生活を過ごせることを目指しましょう。というナルクの基本姿勢を今一度かみしめてみませんか。