2013/07 ~ 前月 ひと言(巻頭文)

掲載年月:2016/12

ひ と 言(会報巻頭文)

「枚方市生活支援員養成研修」あなたも挑戦を!!

代表代理 植本 壽満枝

 この一年を振り返ってみますと、私の中で最もインパクトが強かったのは、なんと言っても異常気象で、4月から夏日が続いてそのまま真夏日に突入したかと思いますと、地震・台風と「今まで経験したことのない現象」があちこちで起こり、痛ましい爪痕を残したことです。
一方ナルク活動では、新事業への取り組みと駆けっこしていたような感が致します。なかでも、新事業についてのご理解を少しでも深めてほしいとの願いを込めて、地区を巡回して意見交換のチームに加わったことです。地区の方々にもその意を汲んで頂き、総勢268名もの参加がありました。ありがとうございました。
 地区説明会の中で、「枚方市生活支援員養成研修」(以下研修)に関する質問もかなりありました。「研修を受けても活動出来るか、一人で訪問するのが不安、訪問スケジュールはどのように決められるか、枚方市外での活動は出来るか」等々です。
 この研修は、11月から始まりましたが、来年3月まで毎月1回「2日間13時間コース」で行われます。一人でも多く受講して頂くために、再度研修について記してみたいと思います。
 平成29年度から実施される「介護予防・日常生活支援総合事業」は、高齢者がそれぞれの状況に応じて、住み慣れた所で生きがいを持ちながら生活出来るようにするために実施されます。それには、地域での支え合い・高齢者自身の生きがいづくり、さらに高齢者が担い手となって活力ある地域社会や福祉の街づくりが求められています。このような観点から地域貢献の一環としてナルク「天の川クラブ」も新事業を受託します。また、新事業を進めるには、研修を修了した人と決められています。
 生活支援員の役割は、介護の専門職ではなく、日常生活のサポーターとして、困り事を支援する人です。年齢を重ねて難しくなる(細かな作業・運ぶ・腕を伸ばす・握る・つまむ等)変化が起こりますが、掃除や洗濯などの日常生活の支援を行います。一人ひとりの生活を支えるという強い責任感も必要です。
 また、生活支援員は一人で訪問しますが、ケアプランに沿ってサービス計画が立てられ、それに基づいて支援を行います。介護支援専門職を含むチームの流れの中で活動し、チームで連携しながら活動します。研修ではこれらの内容についても教わります。
 研修を受けて、新事業に参加する事は、自分自身の介護予防、健康寿命の延長にもなります。皆さんの積極的な挑戦をお願いします。ナルク会員は平均年齢73才です。しかし、年を重ねた故の技・知恵・対応力を持ち合わせておられます。健康な方は、自信を持って参加して欲しいものです。
※ 次回ナルク受託の研修は平成29年2月8日~9日です。

    « Back