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掲載年月:2016/04

ひ と 言(会報巻頭文)

新たな活動への取り組み

代表 和田 亮吉  


天野川堤の桜
 草木も芽吹き新緑が躍動する季節となりました。会員の皆様には、日頃ナルク活動にご理解ご協力を頂きありがとうございます。
 NALC「天の川クラブ」は、4月が年度がわりですが、2016年度の活動計画は6月の総会で承認されてからの始まりとなります。現在、ナルク会員の平均年齢も年々上がり、会員相互扶助活動も同年代同士の助け合いになってきています。しかし、ボランティアをされている人は、元気で活力のある方が多く、今後も皆様の力が一層必要となってきています。
 今、ひとり暮らしの高齢者が全国で480万人に達しており、自治会や老人会にも参加せず、近所付き合いのない人も多く、地域で支えあいが出来ないことが社会問題となっています。10年後にはさらに高齢化が進み、介護人材は3万人不足と推定されています。高齢者が元気で生きがいを持って地域で生活するには、高齢者の働く場づくり・仲間づくり・ボランティア活動が必要との観点から、地域包括ケアシステムが推進されるものです。
 枚方市が進めている「介護予防・日常生活地域支援総合事業」の新事業については、ナルク本部も各自治体と連携し積極的に地域包括ケアシステムに取り組むべく、各拠点に昨年通達がありました。
 NALC「天の川クラブ」も2015年5月に枚方市からの要請を受け、新しい総合事業の「意見交換会」に参加し、市内の各団体が出席する「第一層協議体」の会議にも現在参加しています。この新事業の訪問型サービスの受託に向け、本年2月に「新事業検討委員会」を立ち上げました。この事業に従事するには、枚方市が定める「生活支援員」研修を受講した人に限られています。
 また、一般市民対象であることから、ナルク会員相互扶助活動との混在を避けるため、受付場所や方法など、検討委員会で細部に亘り検討していきますので、会員皆様のご理解とご協力をお願い致します。
 6月8日(水)の総会には、2106年度の活動計画の発表・講演・親睦会など予定していますので、皆様是非ご出席くださいますようお願い致します。

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