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掲載年月:2015/12

ひ と 言(会報巻頭文)

福祉施設の活動も積極的に!

福祉施設統括  一宮 順世

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脳トレの風景
 今秋、大きな話題を集めたノーベル生理学・医学賞を受賞された大村智教授が「常に人の為に尽くす研究を目指していた」と語られた言葉が心に残りました。
 次元は違うと思いますが、ナルクの活動をされている皆さんが「人のため 地域のために!」とのモットーのもと日々ボランティア活動に取り組まれている姿に重なります。
 私がナルクの活動を始めたのは、施設でのボランテイアで脳トレを行う「脳の健康教室」です。利用者さんが、簡単な読み書きと計算をされるお手伝いをしているのですが、かえって私の方が脳トレをしているようです。その上、合間や終わった後のほんの少しの時間に聞かせて頂く経験豊かなお話しに感動したり気持ちが穏やかになったりと楽しい時間を過ごさせてもらっています。
 施設ではその他に、書道・買い物・生け花・囲碁・茶道・話し相手・喫茶・昼食・川柳・手芸教室などのお手伝いや盆踊り・餅つきなどのイベントのお手伝いと様々な活動があります。
 施設によって違いがありますが、時間預託活動や奉仕活動のそれぞれの活動をされているみなさんが口々に言われるのは、お手伝いしているつもりが利用者さんから元気や喜びをもらっていますと言われていることです。
このように施設での活動は、施設の利用者との交流を通して、高齢者や障害を持った方々への理解を深め、地域社会に貢献することで会員自身が生きがいを見つける有意義な活動です。
 枚方市も最近、小規模で多機能の福祉施設を次々建設されていますが、どの施設も利用度が高く、ディサービスを利用される方も大勢います。施設での活動の要望も多く、さらに多くの方に積極的に参加して欲しいと思います。
 私も施設の担当として、利用者の方々に対して、私たちも充実した活動が出来るよう部門統括としての役目を果たしたいと思っています。

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