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掲載年月:2015/08

ひ と 言(会報巻頭文)

コーディネーター活動を再認識し、提供活動も積極的に !!

代表代理 植本 壽満枝

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阿波踊りにもコーディネーターが必要です
 本年度の「天の川クラブ」の方針にも掲げているように、介護保険制度の改正により、2017年施行に向けて、介護予防・日常生活支援事業への参加が示されています。したがってコーディネーターの役割も更に高まることが予想されます。日常生活の中で、多くの場面でコーディネーターが存在します。例えば、フード、カラー、テーブル、ブライダル、ボランティア等々何れも身近で耳にする言葉です。
 コーディネーターとは、物事を調整する役割の人ですが、生活の中で欠かせない存在である事も分かります。
 ナルク活動におけるコーディネーターは、利用者と提供者の調整役になりますので、どのような状況下で、どんな支援を求めておられるかを見極め、相手の気持ちを充分にくみ取り、私達が出来る範囲の了承を得て、利用者に喜ばれ、提供者も気持ちよく活動ができ、双方の満足度を得る事が大切です。問題が生じた場合、ナルク側だけの判断でなく、相手を取り巻く地域資源との関わりとも連携をとり、利用者の立場をより深く理解すれば解決への道も開け、提供者の達成感も得られ、次の活動へのステップアップにつながります。
 このように、ボランティア活動を進める上でコーディネーターは、とても重要な役割を果たします。「天の川クラブ」としましても会員活動促進のために、毎年「コーディネーター養成講座」を実施し、ボランティアとしての基本的な考え方、ロールプレイング(役割演技)を通して、
 ・ 相手の考えや感情の動きをつかむ事の難しさ。
 ・相手の話を聞き取る事の難しさ。
 ・ 傾聴と共感の重要性。 等々を学び、「天の川クラブ」の約束事等を研修します。 2014年度末現在、125名が受講されておりますが、全ての会員に受けて頂くことを目標としています。
 コーディネーターの役割を理解して頂き、提供者としても積極的参加を期待します。