ナルクは特定非営利活動法人として20年前に発足、会員同士の助け合いの理念に賛同した会員が集結し、全国各地でボランティア活動を行っている。しかし、ボランティアを理解して入会した会員が全てとは言えない。そこでボランティアの定義から紐解き考えてみた。
1990年のIAVE(ボランティア活動推進国際協議会」総会でのボランティア宣言によると、「個人が自発的に決意・選択するものであり、人間の持っている潜在能力や日常生活の質を高め、人間相互の連帯感を高める活動である」と定義付けられている。簡単に訳すと「自発的な意志に基づいて他人や社会に貢献する活動」と位置づけている。
ボランティア活動は誰でも気軽に参加することができ、その活動を通じてその人や団体の個性が発揮される。しかも人とひととのふれ合いの機会が増え、活動することで楽しさや豊かさを充実できるという側面がある。地域社会に及ぼす影響のある活動を紹介すると、
① 互いに支え合う社会の充実」
核家族・高齢化等の進行で家庭生活に支障が起こるため、相互の助け合いボランティアにより信頼関係が生まれ、生活環境の充実が得られる。
②「危機状況への対応力の向上」
東北大震災や阪神・淡路大震災等の教訓から、普段から主体的な活動の積み重ねが重要であり、災害時における社会全体の対応力向上をさせるものと期待できる。
③「生きがいある豊かな暮らしの創造」
少子高齢化における生き生きとした社会にするためには、各々が健康と、増えつつある余暇の活用を地域の一員として貢献することは自分にとっても豊かな生活を生み出すものである。
④「若い世代との共存で次世代を充実」
ボランティア活動を通じて、過去の知識と体験を生かし、若い世代との触れ合いで生きる活力を増幅させることができる。また、若い世代に思いやりを持つ人間として大きく成長させることにも繋がる。
「天の川クラブ」の2010年度から2014年度までのボランティア活動を集計すると、下記のように時間預託活動の減少が目につきます。蓄えた預託点数は今こそ利用する時です。
