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ひ と 言(会報巻頭文)

<掲載年月:2015/03>

年度末を迎えてしみじみ思うこと

副代表 梅田 壽雄

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3月は、企業や団体にとっては一年間を締めくくると同時に、新しい年度に向けての準備時期でもあります。 現在、私たちも今年度の総仕上げと2015年度の活動計画策定作業の最中です。 反省には時期的に少し早いですが、この一年を振り返ってみたく思います。
 2014年はナルク創立20周年の輝かしい記念すべき年でした。 同時に私たちの「天の川クラブ」にとっても設立20周年の節目の年でした。
 20周年行事に関しては二年前から準備期間に入った大事業でした。
 まず、宮城で開催された本部記念総会への参加と復興半ばの東日本大震災被災地に赴き、仮設住宅の慰問や慰霊ウオークには53名が参加しました。 全国の拠点から1,300名が集結し地域の皆さまとの数々のイベントに加わり、ナルクの偉大さ力強さと会員の絆の強さを肌で感じた行事でした。
 当「天の川クラブ」では20年の歴史を凝縮した「記念誌」が発刊されました。 編纂委員の2年間にわたる汗と苦労の結晶です。 末永く保存・活用されますよう切望します。 
 6月には設立以来、長年にわたり功績のあった方々への感謝状の贈呈などなど、節目に相応(ふさわ)しい式典が挙行され参加者の皆さまも気も新たにされたことと思います。 
 また、10月には「全員参加」をスローガンに各地区からの出し物や文化部各部の日頃の成果が披露され会を盛り上げていただきました。
 さらに、1月には「子育て支援者向け大規模研修会」の運営を担い、当拠点にとっては初めての貴重な経験でしたが180名を超える参加者があり、無事大役を果すことができました。
 各行事に参加者された元気溢れる皆さまに改めてお礼を申し上げるとともに、これらの行事を通じて世話役として陰で諸準備に当たられた方々に言葉に尽くせない感謝の気持ちでいっぱいです。 「生涯現役」を存分に発揮され見事やり遂げられました。 これらを糧に新しい時代への礎としたく思います。
 上記のような輝かしい活動の反面、共に13年以上の歴史と伝統のある、「川柳」「竹遊会」の二つの文化活動クラブが、部員の減少と高齢化により継続が困難となり、昨年末で廃部に追い込まれました。 残念でなりません。
私たちは「高齢化」という言葉に惑わされていないでしょうか?  困難な場面に直面したとき、「もう年だから」と自ら老人の性(さが)に逃げ込んで消極的になっていませんか?
 今こそナルクのモットーである「生涯現役」を実践しようではありませんか。