阪神淡路大震災の前年に誕生した「天の川クラブ」は、時間預託・奉仕活動を軸として活動し、東日本大震災の支援をも体験しつつ、20歳の闊達な青年に育ちました。
「継続は力なり」といいますが、ナルクの理念に賛同した先輩諸氏は、家事・介助や送迎・ハウスヘルパーなどの会員相互扶助活動、福祉施設支援・子育て支援・環境美化などの奉仕活動、これらを側面から支える会報・ホームページ作成などの広報活動や事務局の運営に、それぞれ活動開始時期は違っていても、20年近く骨身を惜しまず継承してこられました。 これらの活動をぜひ次世代へとつないでゆきたいものです。
20年前に400人程で始まったナルク活動は、海外を含め132拠点、会員数2万人へと拡大してきました。
「天の川クラブ」も同様に会員数は増加しておりましたが、2008年以降、伸び悩んでいます。(下記グラフ参照)
日本人の平均寿命は、男性80歳・女性86歳を超え、人生90年時代に向かって延び続けています。 一方、15歳未満の子供の人口は33年連続で減少し、私たちは世界のどの国も経験したことのない超高齢化社会を迎え、地域の支え合いが求められています。
近年、地域参画・社会貢献や生涯学習に生きがいを感じ、自分らしい豊かな人生を目指す高齢者が増えています。
「天の川クラブ」は、時間預託活動や奉仕活動を通して地域参画・社会貢献を行い、さらに「生きがい創造学園」や「生涯学習情報プラザ」の運営管理を通して、市民の皆さんの生涯学習支援に取り組んでいます。
外出の際、私はガイドブック『ナルク天の川クラブの紹介』をポケットに入れ、機会あるごとにその活動を紹介していますが、ナルクの活動を知らない人の方が多いように思います。
会員みんなの力を秋の「20周年記念イベント」に結集し、その力でナルクの「輪」を広げたいですね!