今年はナルク「天の川クラブ」設立20周年の節目に当たり、世の中の高齢化と共に当拠点でも高齢化が進んでいます。
2013年における日本人の平均寿命は、女性が86.41歳で、2年前の2位から世界一に返り咲き、男性は79.94歳で過去最高となり、世界で5位に上がったと厚労省が発表しています。
また、この4月に総務省は65歳以上の人の割合が25.1%になったと伝えていました。
日本人がなぜこんなに長寿なのかその原因について、次のような報告が出ています。
① 脂っこい物を少なくし、魚を好み、大豆製品を摂取し、緑茶を常用するなど動脈硬化を予防し、進行を遅らせるのに効果的な食生活にあること。
② 入浴を定期的にし、清潔好きである(感染予防の面から好ましい習慣)。
③ 高齢者の社会参加(社会参加により生きがいを見つけるだけでなく、運動量の保持となっている)。
その他いろいろな要因があると思われますが、これらの事柄は、健康を保持する上での必要不可欠ともいえます。
しかし、平均寿命が延びたことだけで喜んでおられません。 平均寿命から介護が必要となる期間を引いた、自立した生活のできる期間、いわゆる健康寿命の延長が重要といえます。
2013年4月に、要介護認定者は564万人に達しています。 次の表のデータでも、要介護認定者は75歳から急上昇しています。

私もいずれこの仲閒入りとなるでしょうが、介護を必要としない健康寿命を願うところです。
現在、市町村での高齢者の介護予防強化が叫ばれていますが、積極的な社会参加・・・社会的役割を持つことが介護予防につながるといえます。
幸いにもボランティアの会員である私たちは、ボランティア活動を生きがいにし、いつまでも健康で、自立した質の高い生活を送ることこそ、健康寿命を延ばすことになります。
活動をされていない会員の方々も多くおられますが、自分の身体に合う活動は必ずあります。 自ら進んで、活動に参加することが今後のナルクの支えにもなると思います。
勇気を持って一歩前進を期待いたします。