戻る 2005/02 ~ 2013/06 ひと言

ひ と 言
<掲載年月:2013/10>
忘れてならない被災地支援の継続を!
副代表 植本 壽満枝
中野仮設住宅にて
<中野仮設住宅にて>
若林地区、荒井小学校用地仮設住宅にて
<若林地区、荒井小学校用地仮設住宅にて>
仮設住宅での巡回
<仮設住宅での巡回>
 仙台でのパラソル喫茶は、震災年の7月に開設され、この9月26日に第100回を迎える、記念すべき時に今回参加できた。
 「天の川クラブ」は第6回に初めて参加し(応援拠点としては2番目)、今回が3度目の参加になる。 日程は9月25日~27日で、メンバーは近藤秀子、辻洋子、和田亮吉、私を含め、4名が参加した。
 9月12日現在で、パラソル参加人員は2,730名、宮城拠点は動員延べ1,354名、応援拠点は53(延べ人員241名)との報告を聞き、宮城拠点の活動実績に感動を覚えた。
 また、拠点の一人ひとりがなすべきことを手際よく、チームワークで、誠意を込めての姿勢に、これぞ真のボランティア活動だと私の方が励まされ、元気をもらった。
 初日は、仙台駅から車で約40分の中野仮設住宅(100戸)、2日目は、荒井小学校用地仮設住宅(194戸)で活動した。
 まずは大きな声でパラソル喫茶オープンの知らせを住宅の隅々まで巡回しての呼び込みだった。 そのうち40名弱の方々が集会所に集い、お茶をしながら語り合い、続いて傾聴しながらのハンドマッサージ・手話ソング・尺八演奏(三味線演奏)、合唱などが組み込まれ、枚方拠点も歌・マジックの飛び入りで拍手をもらった。
 参加した方々は、大阪から来たことを告げると、被災の状況を自分から比較的明るく話す方もあり、救われる思いがした。 また「集会所にはいろんな人々が来られるが、この集まりが一番楽しく待ち遠しい」、「今日も手話ソングはありますか」と、住民の方々の心を捉えた強い絆に深く心を揺さぶられた。
 2年6ヶ月経過の中で、被災家族の後追い自殺のあることを聞き、心的外傷後ストレス障害の大きさをも実感した。
宮城拠点の方から、仮設が続いている間は何らかの方法で支援は続けたいとの意向を聞き、私たちに今後できるのは、せめて募金活動などを継続して、宮城拠点で有効活用をしていただくことではないかと痛感した。