野村前代表
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ひ と 言
<掲載年月:2007/05
私の健康と活力の源
副代表 和田 亮吉

<野菜作りに精を出す筆者>
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<畑から穂谷」の集落を望む>
(マウスON:別写真表示)
 近年、テレビ、新聞、雑誌などで定年後の生きがいとして「田舎暮らし」が紹介され、ブームとなっているようです。 私も57歳から今日まで8年近く、車で25分程かかる穂谷の棚田2枚を借り受け、野菜作りに励んでいます。
 定年後何かしなければ、と考えていた時期に畑作りをしないかと叔父から話があり、もともと盆栽や菊作りを手掛けていた私は早速借り受け、野菜作りを始めました。
 しかしいざ取り組んでみると、それは大変な労力と時間が必要で、楽しむだけでは畑仕事はできないことに気付きました。
冬季 何の作業もない時期だと思っていましたが、土の中の害虫などを自然の寒さで駆除するのに土を耕すことと、春に向けての土作り、うね作りなどの作業があります。
春季 暖かい日差しとともに、雑草が一斉に芽生え始め草取りの日々が続きます。   地元の方は除草剤を散布しては、と助言をしてくれますが、我が家は手作業で草取りをしています。またこの時期は、夏と秋野菜の種まきや苗植えを頻繁に行います。
夏季 猛暑が続き、水やりと草取り、草刈に追われ、また虫たちも生き抜くために丹精込めた野菜を食い荒らしてきます。 強い日差しの中で汗や泥まみれになり戦い本番となります。
秋季 春、夏それぞれに収穫はありますが、特にこの時期は一年で一番楽しい実りの秋で
す。 毎年「秋の収穫祭」と題して仲間の皆さんとコスモス畑を見下ろしながら秋の味覚を楽し
んでいます。
 毎年この作業の繰り返しですが、今日まで続けられているのも、山あいの美しい自然環境の中で体を動かし汗をかき、そして収穫の喜びとまた新鮮な旬の野菜を食することで、私の健康と活力が保たれていると思っています。
 畑仕事は、時間と体力のいる大変な労働ですが、健康でいるかぎり、通いの「田舎暮らし」
は今後も続けていきたいと思っています。