野村前代表
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ひ と 言
<掲載年月:2006/04>

NALC「天の川クラブ」
   代表 汐川昌典
『道路運送法改正と今後の送迎活動について』
汐川代表
<汐川代表>

  2月28日付けで国土交通省の通達「NPO有償運送に係る許可に関しての重点指導期間の延長について」が出されました。 この通達のポイントは、次の通りです。
1) 「NPO等の行う有償運送については、利用者にとって一層安全でより安心利用できる 仕組みとするため、これまでの道路運送法第80条に基づく許可制から新たに登録制を内容とする道路運送法等の一部を改正する法律案を、今通常国会に提出したこと」(NPOの送迎活動についてより厳しく規制する)
2) 新しい法律の改正に伴って、今年の3月で終了する予定であった許可制への移行の猶予期間を本年9月末まで延期する。
 
 現在のNALC「天の川クラブ」の送迎活動はNALC本部との合意の上、現仕組みで無償ボランティアとしての活動を続けてまいりました。しかしタクシー業界の保護を眼目とした新たな法律のもとでは、現仕組みでは無償ボランティアとは認められなくなる可能性が大きいのです。 このことは送迎活動の根幹に係る非常に大きな状況の変化であり、活動の継続が難しくなることも考えられます。 そして、現在送迎を利用していただいている皆様への影響が避けられません。
 一方、この法律改正に対して財団法人さわやか福祉財団理事長の堀田力氏とナルクの高畑会長を含むNPO市民福祉団体協議会の理事による要望書も出されております。
 要望書は「道路運送法改正によってボランティアによる自家用自動車福祉運送を規制しないでください」という内容であり、その結果も期待したいと思います。
 しかし、10月1日法施行と時間がありませんので、「天の川クラブ」としては、直ちに検討チームを立ち上げ本部とも密接に協議を重ねて対応策を早急に打ちだすことに致しました。 検討の経過はできる限り速やかに関係の皆様にご報告してまいりますのでご理解とご協力をお願い申し上げます。