会員だより 戻  る 掲載日:2012/05/14

家事支援を受けて思い出したこと
投稿者: 田畑 鞠子 (6地区)
組みひも教室の筆者(90歳、左から二人目)と生徒
<組みひも教室の筆者(90歳、左から二人目)と生徒>
 女子社員の結婚退社は会社の定めではなくても当然のことと思われていた時代、共働きを選んだ二人がいた。 職場は別だったが、仲良く揃って出勤する姿に慣れるまで少々時間が掛かった。
 昼休みに湯沸かし場の流しで弁当箱を洗っている彼を私の同僚たちが見付けた。 暖かい言葉、冷やかしの言葉、厳しい批判などなど。
  人の噂も七十五日、口にする人も少なくなったある日、彼にちょっと尋ねてみた。
  「そんなにおかしいですか? 家ではもっといろいろやっています。 誰が何をと決めていません。  持ち時間がぎりぎりいっぱいなので助けることができる方が手を出しています。  時々、下手で文句がありますが・・・。  女がやること、男がやることなどを思っている間にどちらかが手を出しています。  助かった!と感謝されてホッとした気持ちになります。  助け合ってる、いけませんか?」と言われて(独り身の私はどうなのよ)・・・。
  今ごろ、彼も後期高齢者の仲間入りをしているはず。 洗濯物をたたみ、植木に水をやり・・・。 男も女もないですよと働いているかも? それともバンダナを頭に巻いてエプロン姿でフライパンと戦っているかも・・・。